大沼ほぼ満水

少しぬかるみもある急登を登りきり、沼の原についた頃から時おり強めの雨が降りだす。しかもガスガス。大沼キャンプ指定地はこんな感じ。スペースはまぁまぁ広くあるけれど、夜に雨が降っても浸水しないように・・・と思ったら、安全に張れるのはせいぜい3張りくらいかな(もちろん水際ギリギリまでならまだ張れますが)。
いったん木道がきれたところから水場まで、こうしてぬかるみの中を歩くと長い!久しぶりにドロドロぐちゃぐちゃ足はとられる時々はまる・・・悪路の五色を実感した。
水場の上の急登を過ぎた所から、また笹かぶりとドロドロが続く・・・
長い長い木道が出来て、歩きやすくなったと思われている方も多いかと思いますが、今は合間のぬかるみが結構長く大変です。木道も滑らないよう注意して下さい。
五色が原:チシマノキンバイソウ見頃になってきたようです(ガス濃くて遠くがあんまり見えなかったのですが)。チングルマ・エゾノツガザクラ所々群落あり。

コマクサ平

層雲峡は朝から雨。日中も雨が降ったりやんだりだったようですが、赤岳では登り始めに降られたくらい。曇・ガス・やや明るくなりやっぱりガス。と言うお天気、でも最近の天候不順を考えれば上々。
第一花園チングルマがクタクタでしたが少し広がって咲いている。アオノツガザクラは咲いている所もあるけれど斜面はまだ蕾も目立たないほうが多い感じ。
第二花園まだ雪渓渡ります。下の方はエゾコザクラが手前に見られ、エゾノツガザクラは遠くに。上の方はようやく雪がとけた所でツガザクラの葉にまだ泥がかぶっていた。
第三雪渓チングルマ・エゾノツガザクラ・エゾヒメクワガタ・イワヒゲ・エゾコザクラ・ミヤマキンバイなど、あちらこちらでソコソコの群落(遠目だったりしますが)。見頃になってきたかなという感じ。
第四雪渓も雪の早くとけていた所は咲き出してますが、斜面全体にはまだこれからという感じ。
写真:コマクサ平(コマクサ・チシマキンレイカ見頃です)

赤石川

黒岳の山頂付近では結構な強風だったので、石室までは慎重に下っていきました。石がごろごろしている道なので、風に煽られると転びそうになります。昨日はまぁまぁのお天気だったようですが、夕方の土砂降りの影響か雲ノ平や北海岳周辺で咲いていたチングルマはクタクタだった。全体にイワヒゲが見頃を向かえているようですが、まだ場所によってはイワウメも見られる。メアカンキンバイも花びら少しクタクタかな。コマクサは細くて色の濃い状態の蕾がほとんどでしたが黒岳の遠くのほうでは咲いているコマクサも。(でもコマクサを間近で見るなら銀泉台からコマクサ平のほうがオススメ)
赤石川はやや水量は多めですが特に問題無く渡れます。北海側の石を渡るとき靴にかぶるくらい水がかかる程度です。
美ヶ原のミヤマバイケイソウの蕾が割りと多くありました。
写真:赤石川(北海側より石室方向へ)

白雲岳避難小屋周辺

白雲小屋から板垣新道への道を探せずに、雪渓を適当に渡って強引に突っ切ろうとする中高年の女性グループに遭遇しました。
晴天の今日なのに、地図を見る(読む?)ことが出来なかったようです。うーーん、コメントのしようがないのですが、あまりに安易で驚きました。悪天候なら遭難する行動パターンではないでしょうか?また高山植物保護の観点からも、登山道以外への立ち入りはご遠慮下さい。
なお先日もお伝えしましたが、ヒグマ出没の為、三笠新道の通行は出来ません。
今年から白雲岳避難小屋の協力金が1000円に上がりました。ご利用の際はなるべくつり銭のいらないよう、ご協力お願いします。
写真:小屋周辺・ミヤマアズマギクが咲き始めていました。

雲ノ平

結局一日降り続いた雨の中を久しぶりに歩きました。それほど低温ではなかっただろうけれど、止まると風に吹かれて寒いので歩きつづけるのみ。稜線は視界が悪く20m位先も良く見えない感じ。雲ノ平でようやくこの写真くらい。
チングルマやキバナシャクナゲなど、花びらの広めの花は、雨に打たれてクタクタになっているのも多かったけれど、今日はどの場所でも、咲き始めたエゾノツガザクラのピンク色が目だって印象深かった。
北鎮岳分岐下の雪渓、踏み跡がしっかりついていたので、ストックをつきながら普通に登れましたが、雪渓の渕(端?)は解けたあとに凍りやすいので注意。下りはやっぱりコワイかも。
タカネスミレの大きめの株、一週間前に見た時と花数そんなに変わっていない感じ。まわりの株の開花もあまり進んでいなかった。
写真:雲ノ平・エゾノツガザクラ