2002年 山情報総集編

ようやく総集編の原稿が出来上がりました(遅い~!!)。ご予約頂いた皆様には無事年内には発送できると思います、もうしばらくお待ち下さい。お電話頂ければ送料込一冊1510円にて発送致します。よろしくお願いします(01658―9―4400)。
最後になってバタバタとしてしまい、結局 今日の晴れ間にも山に上がることは出来ませんでした(スノーシューなら黒岳山頂まで行かれそうだとのこと)。予定を繰り上げて5日にはスキー場もオープンしていますし、25日からスノーボードもOKだそうです。
旭川の街中の雪は解けてしまったようですが、層雲峡はもうすっかり冬景色です。道路は解けてツルツルになった所もあり、滑って転びそうで危ないです(もっと冷えてしっかり雪になってしまっているほうがいいのかも)。
夏山の山情報スタッフは10月一杯で終了です。最後に山の写真をお届けできなくて残念ですが、やり残しがあった方が来年またガンバレルかな?
今年はこの頁は閉鎖せず、ビジターセンター職員によって冬期も時々更新していく予定ですので、お楽しみに。冬山の景色をご覧頂けることと思います。
来シーズンは今年の反省を踏まえ、もっとしっかり(がんばれるかなぁ?ガンバロー)…続けていきたいと思っています。また来年、よろしくお願いします。

初雪

昨日、朝起きたら雪が降っていました。今年の層雲峡の初雪です。去年より遅いかな(去年は確か10/18)。路面には積もってはいませんでしたが、こちら方面に来られる際には車の運転十分気をつけてください。この周辺はもうタイヤ交換が必要かも。
今日(写真10/23)は、小雨/どんより曇り。思ったほどの大きな崩れにはならなかったようですがまだこれから降るかも? そろそろ冬支度の必要な層雲峡です。

黒岳山頂

今シーズン最後のイベント(自分だけですが)「黒岳を全部歩こう」をようやく実施。去年は黒岳の登りも結構吹きだまりがあったのに比べると今日時点での積雪は少ないみたい。雪の上を歩くのではなく、うっすらと雪のかぶった「地面」を歩いている感じ。リフト運休中にも関わらず、観光のカップルが山頂に!! 行きはヨイヨイ下りは…四苦八苦で別の登山者の方に急斜面のところだけストックを借りたらしい…
こうして写真を見ると10/11より山も黒く雪は少ないけれど、石に付いた雪が解けて凍っていたり土留めの木の上も凍って滑る。日がかげるのが早くて気温も低いので、滑りやすく危険な状況のままの時間が夏より長い。こんな中途半端な雪の付き方のほうが滑りやすくてコワイです。今日は風も弱く、気温は低いけど山頂も穏やかでしたし、下りも時間をかけゆっくり下りれば何事もなく済んでしまうのでしょうが、手袋・帽子などの防寒具も靴の装備も危うい「ついで」の登山はもうやめましょう。あぁ最後までお説教になってしまった。
久しぶりに歩いた足は重く、急斜面の黒岳の下りはひざにこたえましたが、今シーズンのありがとうを黒岳にいうコトができてよかった。
写真:標識づいていますが、黒岳山頂。

北鎮岳より

久しぶりに朝、張りきって出かけたのに空には暗い雲が、山にはガスがかかっている…もう七合目から昨日降ったのだろう雪が登山道にうっすらかぶっている状態。山頂から烏帽子岳・凌雲岳は見えているけれど、北鎮岳はお鉢の中まで下りたガスの中、北海岳も山頂付近は見えず。
雲ノ平ではズボズボと足が埋まり続け「かんじき」があればよかったと後悔。今日一番疲れたけれど歩いていくうちにだんだん空は青くガスも晴れて来て嬉しくなる。去年アイスバーン状態になっていて軽アイゼンを付け恐る恐る下りた北鎮分岐下や山頂下は今日はザクザクとした雪。ザックのアイゼンは出番無く一安心。
北鎮岳の山頂ではまたガスが流れたりしつつもトムラウシ方面以外の遠望はきいたので満足。多分これが今シーズンの上り納めです、ありがとう。
朝は見ることが出来なかった黒岳から石室方向の北鎮岳を午後のやや逆光の景色になってしまったけれど、振り返り振り返り歩く。今日は風も昼頃には収まって(着こんで)歩いていればさほど寒さを感じない良い一日でした。ただまだ2時過ぎだというのに陰になった黒岳の下り、踏み固められた雪は凍って滑る!軽装の観光客の方がまだ登ってきていましたが、上れても下り要注意!出来ればもう装備の無い方は登山はやめましょう。
写真:北鎮岳山頂より旭岳方面

マネキ岩

ガスガスでしたが久しぶりに黒岳まで行ってきました。8合目付近より上の登山道は雪(雪の無い所はぬかるみ)。昨日は踏み跡が凍って滑りやすく下りは結構危なかったようです。もう軽い気持ちでの山歩きは控えて下さい。
今日は昨夜の雪が軽く積もっていたためか上りは比較的歩きやすかったけれど下りは岩の上に積もった雪などに油断すると滑る。気温が下がってきたらもっと固まって危ないかも。
写真はマネキ岩。ガスがきれた一瞬谷を覗いたら、やわらかな粉雪を枝に纏ったダケカンバが珊瑚のように見えてキレイでした。
雪の状態は変化します。どんな状況にも対応できるような装備の無い方、もう冬山だと思ってあきらめて、無理はしないで下さい。
ロープウェイに乗って冬山の景色を仰ぎ下界の晩秋の風景を眺めるだけでも十分。今は二つの季節が楽しめます(リフト10/15~架け替えの為運休です)