お鉢平

今、咲いている花はコメバツガザクラ・ウラシマツツジくらいでしょうか?(もうすぐ、もうちょっとでミネズオウも開きそうなのですが…)
雲ノ平でマルハナバチが小さな小さなコメバツガザクラにしがみついて苦労していて、格闘しているように見えて可愛かった。もうすぐ沢山咲き始めるまでの辛抱ですよ~!でもコメバツガザクラはハチを独り占めする為にいち早く咲くのかなぁ???などと、ぼんやり考えながら歩いていました。
写真:お鉢平展望台より

チシマザクラ

ご無沙汰しました。皆様いかがお過ごしでしょうか?今シーズンもメンバー変わりなく山情報スタッフがいよいよ始動し始めました。今年もどうぞよろしくお願いします。
今日は初登り。まずは北海岳まで行って来ました(少しずつ足を延ばしていきますのでご容赦下さい)。
全体に残雪量は例年並のようですが、昨年雪解けの早めだった黒岳は多く感じます。七合目から山頂直下までほとんど雪。なかでも八合目まではほぼ直登という状態。しかも昨年は解けてくれていた山頂下の急斜面の雪渓がバッチリついていて、雪に不慣れな私には下りとてもコワイ!!かかとでザクッ・ザクッと一歩一歩慎重に下山。あ~疲れた。。。
八合目から下は傾斜も緩やかになるので、足でゆっくり滑りながら下りましたが、全く装備の無い方、雪に不慣れな方、観光ついでの方など急斜面まだまだ危険でコワイです。安易な登山はご遠慮下さい。滑落注意!
黒岳上りで咲いていた花:ショウジョウバカマ(エゾイワハタザオまだ蕾)
写真は日本で一番遅い桜と言われる「チシマザクラ」五合目遊歩道・高松台周辺で咲き始めています。

ウラシマツツジ

 写真は27日に撮影したものです。九合目の標識も全体に出てきました。山頂直下の登山道も出てきました。
 黒岳スキー場も31日で終了となり夏山リフトとしての営業になりますが、スキー持ちこみも可能です。七合目より上でのスキーはまだ楽しめるようです。リフト下にはエゾコザクラが咲き始め、5合目ではキバナシャクナゲの群落、日本一遅咲きの桜チシマザクラが見られます。
 センターは6月から無休となり、AM8:00~PM6:00迄の開館となります。また6月6日には早朝散策会を開催いたします。
 

黒岳九合目

 層雲峡の峡谷にも春が訪れてきました。国道沿いの絶壁の上縁に沿ってエゾムラサキツツジが咲き、新緑に囲まれた峡谷に桜とともに彩りをそえています。
 快晴に誘われ黒岳に上がってきました。七合目からはまだ雪の中。やっと九合目の標識の頭が出てきた程度です。山はこれから朝晩の凍結により雪がしまり滑落の危険があります。春山登山を計画している方は充分注意してください。麓は春ですが山はまだ雪が降り、気温はマイナスです。
 話題はかわりますが23日の日曜日、センターでは早朝散策会を開催します。場所は層雲峡の紅葉谷。春植物の眺めながら1時間程度の散策です。センター前に午前6時集合です。気軽にご参加ください。
 

三つの海を分ける分水嶺

 分水嶺とは文字のとおり『水を分ける嶺』のことです。日本列島は北海道の北端から九州の南端まで、日本海と太平洋を分ける中央分水嶺が延々と4500㎞に渡って連なっていますが、広大な北海道はその20%を占めています。 
 ところが北海道は日本海、太平洋、さらにオホーツク海という三つの海に囲まれており、その三つの海を分ける唯一の分水嶺が存在してるのです。
 連休明けの休日を利用して、その分水嶺である三国山(1541m)に訪れてきました。写真は三国山山頂から。手前の小ピークから左側は十勝川となって太平洋へ、右側は常呂川となってオホーツク海へ、そして雄大な大雪山連峰(ここからの眺めでは、左端に旭岳、右端に黒岳と連なっています)の方へと石狩川となって日本海に向かっています。