旭岳

2年ぶりに旭岳へ。まだ雪渓の残っているこの季節なら裏側のズルズルの登山道を歩く距離が短くて済む!と思っていたけれど結構歩いてちょっと疲れた(笑)でもまだ広く雪渓は残るのでお天気が良ければ裏旭の上りも下りも迷う事は少ないと思いますが、濃霧時は道わかりにくくマダマダ迷いやすいと思います。
旭岳は九合目位から山頂までかなりズルズルで歩きにくい道なので、旭岳ピストンや黒岳からの縦走で「さぁもう下るのみ」と思っても気を緩めずに最後まで緊張感を持って!下りで滑って骨折されるなどの事故も毎年必ずと言っていいほどあるようです。
普段あまり目にしない風景は新鮮で、青空にトムラウシ山・十勝連峰の展望を楽しみながら、でもズルッと滑る足元に注意しながらの下山でした。

赤石川

細かい雨が、強くなったり弱くなったり横なぐりに降ったり…不安定なお天気の層雲峡です。
7月に入りましたが、山の上ではまだ広く雪の残るところもあります。天候状況など悪条件の場合には、道迷い・凍結のよる滑落・転倒の危険性もまだまだ多いです。
写真:6月28日の赤石川です。雪渓が割れた下に登山道の蛇カゴが見えていましたが、まだ雪の上を渡りました。石室側の雪渓は広く解けてシャーベット状、水たまりも広い。靴の防水対策お忘れなく。

緑岳・第一花畑

朝の青空はほんの数時間で、みるみるうちに雲が広がり稜線ではガス。でも時折はまだ日も射す…と言う気まぐれなお天気でした。
緑岳のお花畑は写真の通り、ほとんど雪渓に覆われています。第一花畑では木道は出ていましたが、周りの雪は解けたばかりでチングルマの葉もあまり出ていないくらいでしたが、緩い雪渓を上る手前では、エゾコザクラ・キバナシャクナゲ・遠くにチングルマの咲いている所もあり。
第二花畑から上、ハイマツ帯の手前までは、まだまだずっと雪渓の上を歩きました。視界がきいていれば印も見つけられますので迷う事は少ないと思いますが、濃霧時はまだ迷いやすいです。
ガレ場では少し花が変わり、ミネズオウ・コメバツガザクラなどは大体下り坂、変わってイワウメ・ミヤマキンバイ・エゾオヤマノエンドウなどが咲いていて、コケモモも蕾がハッキリわかるようになりました。
中腹のコマクサ見つけたのは1輪ですが咲き始めました。だんだん花が増え、にぎやかになってきています。
写真:緑岳・第一花畑

式部沼

久しぶりの青空の下、高原温泉沼めぐりコースへ行って来ました。樹林帯には水芭蕉・コミヤマカタバミ・エゾイチゲなどが咲いています。まだ所々雪渓も残っていますしぬかるみやすいコースですので、ぬかるみ水たまりの中を歩ける装備でお越し下さい。
土俵沼・滝見沼・緑沼・エゾ沼などはだいぶ沼も出ていますが、大学沼はほとんど雪の下。写真の式部沼・高原沼など沼の形はわかりますが、まだかなり雪が残った状態。空沼の登山道はかなり水没しているとのことです。
三笠新道まだ通行できますが、濃霧時はかなりわかりにくく、特に下山のみの利用は道を見つけにくく迷う危険大!斜面の雪渓も長くて急です、滑落注意!!

半月湖

ガスガスの愛山渓でした。比布ー安足間の稜線で視界は悪い時で5m強くらいな時も。道がわかりにくいので小さい雪渓を渡るだけでもかなり不安な感じかも。まだ2.3箇所残ってました。
稜線の花ミネズオウ・コメバツガザクラ以外はまだこれからと言う感じ。当麻岳より下ではイワウメ・チングルマ・エゾノツガザクラ・ハクサンイチゲなど咲いている場所も。
当麻乗越から第二展望台までぬかるみはそうでもないけれど、ずっと水たまり。第二展望台の下のジグザグな道、この時期は雪渓に覆われていて真っ直ぐ?に下りられる事が多いのですが、すっかり道の雪は解けていて全然楽が出来なかった…他の場所に比べて愛山渓方面は雪が少なめだったのかもしれません。
写真の半月湖は半分くらい雪に埋まり雪渓も盛り上がっていて長いけれど、去年の方が多かったような気がします。
樹林帯は新緑、チシマザクラがまだ咲いていました。沢沿いに黄色の鮮やかなエゾノリュウキンカが印象的でした。