春探し・こども探検隊!

昨日、層雲峡小学校の総合学習の一環で子供達と先生と一緒に、紅葉谷へ春の探検に行ってきました。一見、まだ虫たちの姿も見えないようですが・・・いました!朽木の樹皮の陰や石の下をそーっと覗いてみると、ゲジゲジやクモ、ワラジムシなどなど。「うわ~、いたよ!」ちょっとおっかなびっくり。すかさずデジカメで記録していました。最後にニホンザリガニも見ることができて、初めて見るその姿に大盛り上がり。季節のにおいを感じ取るこの感覚をずっと持ち続けてもらいたいなあと思いました。

ニホンザリガニ

これがニホンザリガニです。北海道と東北の一部に生息しています。近年、生息できる水辺の環境が失われてきていること、生息地に外来種のウチダザリガニが侵入してきていることなど、彼らの生息環境は脅かされてきています。

落し物

朝の散歩で見つけました。鳥の巣です。なぜか中にドングリがひとつ入っていました。誰の巣でしょう?

清明の頃

層雲峡にも、春一番の雨が降りました。眠っていたいきものたちを起こす雨です。二十四節気、清明は「清浄明潔」春先の清らかで生き生きとした様子を表し、万物に晴朗の気が満ちてくる季節です。その気は、春を待ちわびる者にとって、むずむずと鼻先をくすぐる心地よい感触です。町から少しはずれた小さな沢で、リュウキンカの黄色い蕾が顔を出していました。黄金色に輝く日も間近です。

早春の風物詩

本州ではそろそろ桜が咲き始めたようです。層雲峡は・・・雪です。春一番の雨はまだやってきません。でも最低気温はじわりじわりと上がり始め、氷点下から開放されつつあります。ふわふわだった雪面も日中の暖気で重く締まって、早朝なら坪足でも、どんどん歩いていけるので探検にはもってこいです。よく見れば、小さく固まっていた冬芽もちょっと膨らんで「春芽」になってきました。ちょうどこの頃から、土手の下でよく見かけるようになるロール状の雪玉も春の風物詩です。緩んだ雪が斜面を転がり落ちるときに、接地面の雪をぐるぐる巻き取るように転がるので、巨大なバームクーヘンのような雪の固まりがあちこちにでんと座っています。
人為的雪のバームクーヘンの作り方: 1)ボール大の雪玉を作る。2)斜面から転がす。このとき下に人やいきものがいないことを確認すること。 3)できあがり。 ポイント:真っ直ぐ転がさないと中心がぶれて、斜面を下りきらないうちに倒れてしまったり、綺麗な層ができないので丁寧に静かに転がす。倒れていない、明瞭な層が何重にもできている、そして大きいものが出来たら記念撮影しておくのもよいでしょう。