三笠新道・通行止

明るめの曇り空にちょっぴり青空がのぞいたかと思うと、小雨の降り出す不安定なお天気が続いています。一昨日の雷雨、昨日の強い雨の繰り返しと、そろそろ黒岳の雪渓はかなり解けてきているかもしれません。明日には様子を見に行ってみたいと思います。
雪解けがかなり遅れていてヒグマの活動も遅めだったようですが、そろそろ活発になり、頻繁に痕跡も確認されるようになってきたようです。本日ヒグマ出没のため、明日(7月21日)から三笠新道は通行止となります。
ヒグマと人との接触による人身事故を避け、またヒグマの生息域の保護の為にも、通行止にご協力下さい。よろしくお願いします。

五色ヶ原

(スミマセン、日付間違えました。五色岳は15日です)
五色ヶ原は全体に、今まさに雪が解けました~!と言う感じ。写真のキバナシャクナゲは咲き始め、この先のチングルマはまだ。細いホソバウルップソウは咲き始め~見頃に近い。沢筋のエゾノリュウキンカは見頃です。

赤石川

北海岳から黒岳へ、北海沢・赤石川はまだほとんど雪の下。沢から北海岳への登り口、目印の岩の辺りの雪解け具合は一週間前と比べてあまり変わりなく、高さで50㎝弱、道の長さで1m強、後退した程度。北海沢のベンチもまだ雪の下。北海沢から赤石川へ向かう途中、短いけれどせり上がった雪渓を上がらなければならないので歩きにくく、下り利用はちょっと怖い感じ。
写真:赤石川・7月15日。ようやく川の流れが見え始め、覗くと
蛇カゴが見えました。

第二花園

第二花園の雪渓の長さは、7日とほとんど変わっていない感じ。
奥ノ平はまだ登山道(斜面)に雪渓が残るけれど、入り口(第二花園側)の雪渓はだいぶ解けたので、下山時ショートカットで下りてくることは出来ません。登山道が出てる部分をよく見て、植物帯保護のため、丁寧に歩いて下さるようお願いいたします。

黒岳

風は涼しかったけれど日差しも強く、久しぶりに層雲峡を歩いていて暑いと感じる一日でした。
昨日は9時頃から山にガスがかかってしまい、遠望をお伝えすることが出来ませんでしたので、今日は少し早めに五合目へ。黒岳もしっかり眺めることが出来ました。こうして見ると緑に覆われて、確かに雪解けもだいぶ進んでは来たのですが、まだ雪渓を上り下りする所がこの季節にしてはかなりあり、雪解けとともに急斜面になったり、岩が顔を出してきたり、たくさんの人の踏み跡で滑りやすくなっていたりと、雪渓は小さくなりつつも恐怖心や危険を伴う状況がなくなったわけではありませんので、油断せず特に下りは慎重に。雪渓の上を歩かなくても道に雪が残っているところでは、水たまり・ぬかるみも多くなってきています。靴の防水をしっかりとしてキチンと登山道を歩いてください。
開花のやや遅れめだった九合目のお花畑と呼ばれる周辺から山頂は、そろそろチシマノキンバイソウなど見頃となっていると思います。