五色ヶ原

(スミマセン、日付間違えました。五色岳は15日です)
五色ヶ原は全体に、今まさに雪が解けました~!と言う感じ。写真のキバナシャクナゲは咲き始め、この先のチングルマはまだ。細いホソバウルップソウは咲き始め~見頃に近い。沢筋のエゾノリュウキンカは見頃です。

赤石川

北海岳から黒岳へ、北海沢・赤石川はまだほとんど雪の下。沢から北海岳への登り口、目印の岩の辺りの雪解け具合は一週間前と比べてあまり変わりなく、高さで50㎝弱、道の長さで1m強、後退した程度。北海沢のベンチもまだ雪の下。北海沢から赤石川へ向かう途中、短いけれどせり上がった雪渓を上がらなければならないので歩きにくく、下り利用はちょっと怖い感じ。
写真:赤石川・7月15日。ようやく川の流れが見え始め、覗くと
蛇カゴが見えました。

第二花園

第二花園の雪渓の長さは、7日とほとんど変わっていない感じ。
奥ノ平はまだ登山道(斜面)に雪渓が残るけれど、入り口(第二花園側)の雪渓はだいぶ解けたので、下山時ショートカットで下りてくることは出来ません。登山道が出てる部分をよく見て、植物帯保護のため、丁寧に歩いて下さるようお願いいたします。

黒岳

風は涼しかったけれど日差しも強く、久しぶりに層雲峡を歩いていて暑いと感じる一日でした。
昨日は9時頃から山にガスがかかってしまい、遠望をお伝えすることが出来ませんでしたので、今日は少し早めに五合目へ。黒岳もしっかり眺めることが出来ました。こうして見ると緑に覆われて、確かに雪解けもだいぶ進んでは来たのですが、まだ雪渓を上り下りする所がこの季節にしてはかなりあり、雪解けとともに急斜面になったり、岩が顔を出してきたり、たくさんの人の踏み跡で滑りやすくなっていたりと、雪渓は小さくなりつつも恐怖心や危険を伴う状況がなくなったわけではありませんので、油断せず特に下りは慎重に。雪渓の上を歩かなくても道に雪が残っているところでは、水たまり・ぬかるみも多くなってきています。靴の防水をしっかりとしてキチンと登山道を歩いてください。
開花のやや遅れめだった九合目のお花畑と呼ばれる周辺から山頂は、そろそろチシマノキンバイソウなど見頃となっていると思います。

緑沼

ようやく少し気温も上がった層雲峡ですが風は涼しく、上空は不安定なのか、山の上は徐々に暗い雲に覆われ夕方ほんのパラリとですが大粒の雨が落ちてきました。
高原温泉・沼めぐりコースでも、例年に比べかなりの残雪で、空沼周辺ではいつもなら水没している登山道が、まだ雪渓の上を歩くというので「水没する前に」と行ってきました(7月10日)。
ヤンベ分岐までもボツボツ残雪あり、水芭蕉の群落が2.3ヶ所キレイですが、咲いている花はミツバオウレン・エゾイチゲ・コヨウラクツツジなど。
土俵沼手前あたりから、残雪の多さに目を見張るほど。ヒグマ情報センターの方によると、例年の6月20日前後の残雪状況とか。
土俵沼は出ていますが、芭蕉沼は淵の水面が出てきたところ。滝見沼は向こう岸の淵に雪渓がまだ残り、緑沼は3分の1くらい雪渓に埋まっていました。
写真:緑沼(7月10日)