ヤドリギ

ナナカマドの木に寄生したヤドリギの果実です。樹木が葉を落とした冬になると、その球状の樹形が目立つようになります。皆さんも一度はあの「鳥の巣」のようなものを目にしたことがあるのではないでしょうか?半寄生の潅木で、他の樹木の枝の上に生育します。果実は鳥によって散布されます。果肉は粘液を含んでいて、枝などにひっついて定着します。発芽したヤドリギは根を幹の中に食い込ませ、樹木から水分と養分を吸収しながら寄生します。この日は、「キレンジャク」や「ヒヨドリ」がヤドリギの果実を啄ばんで、粘液質の糸を引いた糞を落としていました。

写真:ヤドリギ(宿り木)果実 上川町 2/7

マガモ

昨年の秋口から、層雲峡近辺を流れる石狩川にマガモが現れました。すぐ別場所に移るだろうと思っていましたが、とうとう居座ってしまっているようです。留鳥でカラスよりも大きく、鳴き声が「クワックワッ」「グワーッ」などど大声で鳴きます。写真の雄は、頭部が光沢のある緑色でくちばしが黄色、足は鮮やかなオレンジです。

写真:マガモ 層雲峡 石狩川 2/6

黒岳

昨日はここ数日の天候と一変し、層雲峡温泉街でも「ホワイトアウト」状態でしたが、本日は早朝から晴天です。黒岳頂上からの「シュプール」も綺麗についていました。但し、気温が一桁まで上がった後の新雪です。昨日は風が強かったこともあり、積雪状態とはなりませんでしたが、山に入られる方は雪崩の危険もありますので、十分に注意されて登頂して下さい。

写真:黒岳五合目展望台から 2/6

朝焼けの大雪山連峰

上川町越路峠付近から、綺麗な朝焼けの大雪山連峰が見られました。ここ数日気温が高めに推移していましたが、今朝はまた逆戻り・・・。センターの早朝気温は-22℃。気温が上がったり下がったりで体が中々追いつきません・・・。そのような中でも、キレンジャクやシメ、ツグミの群集が元気にヤドリギの実を啄ばんでいました。

写真:大雪山連峰 上川町越路峠(左手が黒岳) 2/6

紅葉谷

紅葉谷の終点「紅葉滝」の飛沫氷柱です。岩肌や水面の水しぶきが跳ね返り、ツララ状になったものです。中には芯などはありません。水しぶきがつくった氷の芸術品です。「飛沫氷柱」にも色々な形や模様がありますが、以前紹介した「フロストフラワー」と同様に冬の散策の楽しみの一つです。肝心の紅葉谷ですが、降雪が少ないことと気温が上昇したことによって、かなり歩きづらくなっています。特に、若干の勾配がある場所では大変に滑りやすく、危険な場所も数ヶ所あります。くれぐれも慎重に行動されて下さい。また、本来「ヒグマ」の出没時期ではありませんが、気温が急激に上がったり小雪の影響?もあってか目撃情報も出てきていますので、鳴り物は持たれたほうがよさそうです。

写真:紅葉谷 飛沫氷柱 2/4