本年もよろしくお願いします

新年あけましておめでとうございます。年明けからここ層雲峡では穏やかな日が続きましたが、ビジターセンター開館の本日は荒れ模様の天候となっています。少しは積雪状態となるのでしょうか?スノーシューを履いて森の中に入っても、雪が少ないために中々歩くことに苦労しています。今年こそは北海道らしく、春夏秋冬がはっきりとわかる天候を期待したいものです。本年もどうぞよろしくお願い致します。

写真:エゾユキウサギの足跡 上川町

ありがとうございました

今年は、層雲峡ビジターセンター開設から10年が経過した年でした。6月中旬から二週間かけて改修工事が行われ、大雪山国立公園の自然を分かりやすく紹介する施設としてリニューアルしました。今後とも、より親しんでいただける施設を目指し、皆様の自然体験の手助けができるよう努力してまいります。また、今年も大勢の皆様にご利用いただきました。来期につきましても、皆様のお越しを職員一同心よりお待ち申し上げております。一年間、誠にありがとうございました。*尚、年末年始につきましては、12月31日~1月5日までの間、休館とさせていただきます。大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承下さいませ。

写真:ビジターセンター外観 12/29

小雪の層雲峡

今冬の層雲峡は、昨年同期に比べ積雪量が10cmほど少なく、センターの窓からみてもわかるように峡谷の斜面は雪に覆われず、黒い岩肌が所々で露出している状況となっています。そして、ここ10年では2006年と同じぐらいの積雪量で、現時点ではもっとも小雪の12月となっています。しかし何よりさびしく感じるのは、この時期毎日のように見られていた動物たちが全くと言ってよいほど見られず、痕跡すら確認できない状態が続いていることです。山や森に食料が豊富にあるならよいのですが、今冬の始まりは少し心配な年越しとなりそうです。【積雪状況12月30日】層雲峡40cm、黒岳7合目210cm、旭岳姿見駅150cm

写真:黒岳7合目赤石川沿いから見た烏帽子岳方面 12/29

コゲラ

野鳥の紹介五回目です。今回は「コゲラ」です。スズメとほぼ同じくらいの大きさで、色は薄茶と白のまだら模様です。キツツキの仲間では一番小さい鳥です。留鳥で、夏の間は繁殖のためあまり姿を見かけませんが、秋から冬にかけてよく目にします。鳴き声は「ギーッ ギーッ」とドラミングとともに、中々元気のよい野鳥です。本年度の野鳥のご紹介は、今回で最後となります。年明け早々にもまた、シジュウカラやゴジュウカラなど、もっと身近な野鳥もアップしていきたいと思います。このホームページをご覧の皆様が、「自然」、そして「野鳥観察」にも関心をもてるような情報を、今後とも提供していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。 

写真:コゲラ 上川町 12/28

シマエナガ

野鳥の紹介四回目です。今回は「シマエナガ」です。写真の通り、頭部や顔、お腹は真っ白でフワフワです。また、何と言ってもまん丸でつぶらな瞳が愛くるしいです。尾が長いことが特徴でもありますが、鳴き声もかわいく「ジュリ」とか「ジュルリ」とか、何とも癒される野鳥です。

写真:シマエナガ 上川町 12/28