きれいな着氷現象

今朝のセンター前の温度計は-16℃・・・。ここ数日、日中の気温がプラスに上がっていますので、この寒暖の差は体には中々キツイものがあります。気温が低いことと、快晴ということも重なり、雪や氷の自然現象を探しに川沿いの低地の山に入ってみました。朝日が上がって間もなく、目の前にキラキラと光る雪氷のようなお花をみつけました。冷却された細かい水滴が木の枝などに付着し、すぐに凍ってできた何とも「もろい」白色の氷・・・。「霧氷」です。手を触れてみると、あっという間に崩れ落ちました。とても寒い朝でしたが、長い時間見とれてしまいました。

写真:霧氷 上川町 2/23

雪の風紋

本日も快晴の層雲峡。センターから眺める峡谷も一段と勇壮に見えます。明日から当面は雪の予報・・・。さてどのくらい降り積もるのでしょうか?写真は、新雪が強風にあおられて形作られる雪の風紋です。風の強い場所では、よくこのような芸術的な光景が見られます。

写真:黒岳七合目付近 2/22

黒岳七合目から

昨日に引き続き、本日も快晴の層雲峡・黒岳。リフトが整備運休のためスノーシューで黒岳七合目まで行ってきました。積雪は昨年と比較すると、ほぼ同じくらいの量でした。(黒岳七合目270㎝)但し、昨年は何と2月の後半(2/26)に層雲峡では雨、気温は最高5℃を記録していますので、単純に比較はできませんが、今年はやはり少ないと言えるのかもしれません。(ちなみに、2009年2月後半で黒岳七合目360㎝の記録です)いつものことながら、これから積雪が増えていく黒岳。入山される方は、装備を万全に安全な山行を御願いします。(快晴の黒岳でしたが、七合目から上は強風でした)

写真:黒岳七合目付近 2/22

樹霜

霧氷・樹氷・粗氷・氷華・樹霜・霜柱・雹(ひょう)・雪結晶・霜結晶・飛沫着氷・飛沫氷柱・・・寒い季節には、上記の呼び名がついた自然現象がさまざまな環境のもとで見ることができます。写真は樹霜。空気中の水蒸気が昇華して樹枝などに付着した樹枝状や針状の結晶・・・いわゆる「霜」です。昇華~固体から気体になること。例えば、「ドライアイス」などは固体から液体にはならず、気体に昇華します。

写真:枝に付着した結晶 上川町 2/17

紅葉谷

日中にかけて気温がぐんぐん上昇し、お昼現在0℃となっています。(早朝は-13℃)風もなく穏やかな天候、紅葉谷の下見に行ってきました。思っていた通り、雪が少ない・・・。春のような紅葉谷でした。念には念を入れて、鈴を鳴らしながらの散策でしたが、起伏のある場所ではスノーシューの刃が効かないほど滑りやすくなっていました。写真は、終点の紅葉滝付近の氷の造形・・・。この暖かさで、写真の通り解け気味の氷です。透きとおっていて、とても綺麗な光景でした。まだまだ気温が上がる予報です。山に入られる方は十分に気をつけて入山して下さい。

写真:紅葉滝の氷の造形 2/17