黒岳

昨日はここ数日の天候と一変し、層雲峡温泉街でも「ホワイトアウト」状態でしたが、本日は早朝から晴天です。黒岳頂上からの「シュプール」も綺麗についていました。但し、気温が一桁まで上がった後の新雪です。昨日は風が強かったこともあり、積雪状態とはなりませんでしたが、山に入られる方は雪崩の危険もありますので、十分に注意されて登頂して下さい。

写真:黒岳五合目展望台から 2/6

朝焼けの大雪山連峰

上川町越路峠付近から、綺麗な朝焼けの大雪山連峰が見られました。ここ数日気温が高めに推移していましたが、今朝はまた逆戻り・・・。センターの早朝気温は-22℃。気温が上がったり下がったりで体が中々追いつきません・・・。そのような中でも、キレンジャクやシメ、ツグミの群集が元気にヤドリギの実を啄ばんでいました。

写真:大雪山連峰 上川町越路峠(左手が黒岳) 2/6

紅葉谷

紅葉谷の終点「紅葉滝」の飛沫氷柱です。岩肌や水面の水しぶきが跳ね返り、ツララ状になったものです。中には芯などはありません。水しぶきがつくった氷の芸術品です。「飛沫氷柱」にも色々な形や模様がありますが、以前紹介した「フロストフラワー」と同様に冬の散策の楽しみの一つです。肝心の紅葉谷ですが、降雪が少ないことと気温が上昇したことによって、かなり歩きづらくなっています。特に、若干の勾配がある場所では大変に滑りやすく、危険な場所も数ヶ所あります。くれぐれも慎重に行動されて下さい。また、本来「ヒグマ」の出没時期ではありませんが、気温が急激に上がったり小雪の影響?もあってか目撃情報も出てきていますので、鳴り物は持たれたほうがよさそうです。

写真:紅葉谷 飛沫氷柱 2/4

ニセイカウシュッペと・・・

久しぶりに綺麗な朝日が現れました。写真左手はニセイカウシュッペです。ここ数日間は降雪もなく、気温もマイナスではありますが、-5℃を下回ることもありませんでした。この暖気で近辺の山地の雪は、さらに締まって少なくなっているかもしれません。山に入られる方は雪崩の危険もあります。十分注意をされて登頂して下さい。

写真:上川町菊水より 2/4

オオワシ

以前紹介しました「オジロワシ」よりも大型で、翼を拡げると約2.5mもあります。冬鳥として渡来しますが、最近は開発によって生息地が荒らされたり、獲物が少なくなったりしているようです。1970年に天然記念物、1993年に国内希少野生動植物種に指定されています。絶滅危惧種にもなっていますが、このような大型の鳥類が上川町でも観測できること、大変価値のあることと思います。「オジロワシ」との違いは、大きさもそうですが、飛んでいるときの尾の形が「クサビ」形をしているところです。写真は「幼鳥」と推測しますが、飛んでいる姿から判断することは中々難しいです・・・。

写真:オオワシ 上川町 2/2