カエデシロップ

今朝の層雲峡は、冷え込みが厳しい(-20℃)快晴の日和。日も徐々に長くなり植物の活動も活発になってきます。春が近づくと木々たちも眠りから覚め、根から水を吸い上げます。吸い上げられた水が折れた枝から滴り落ち、寒さで少しずつ凍りツララ状になっています。もし見つけたら、そっと口に含んで見てください。その甘さに驚くでしょう。写真の「アカイタヤ」などの「カエデ」の仲間は樹全体に糖分を含んでいますので、甘い味がします。 その名も「カエデシロップ」です。

写真:「アカイタヤ」の枝に付いた「カエデシロップ」              上川町 2/28

カワアイサ

多くは冬鳥として渡来しますが、北海道の道東や北部では留鳥として少数が繁殖しているようです。雄は、頭部や背が黒で体下面は白。雌は頭部が茶褐色で、短い冠羽があります。以前ご紹介した「マガモ」よりも大きいです。潜水が上手で、水の中に潜って小魚を食べます。目で追っているうちに姿を見失いますが、突然別場所から顔を出したりしています。

写真:カワアイサ雄雌 漢字名・川秋沙 上川町 2/27

ハイタカの仕業 その2

飛び立った時の痕跡・・・。くっきりと、羽根や足跡がついています。そして、下側に獲物と思われる野鳥のくぼんだ雪の形・・・。中には羽根が一枚残っていました。

写真:獲物を持って飛び立つ瞬間 上川町 2/26

ハイタカの仕業

雪の道に散らばる鳥の羽根・・・。見上げた雪山には大変な惨状が繰り広げられていました。昨日降った新雪の中に、赤い血とたくさんの羽根。その獲物を持って、飛び立った時についた足と羽根のくっきりとした痕。町内で猛禽類に襲われたと思われる羽根の散乱は、最初に目にした時は「ツグミ」、次は「ヒヨドリ」、3件目は「アカゲラ」でした。群れでいることが少ない鳥が狙われているようです。時々見かけるハイタカの仕業でしょう・・・。(ハイタカは以前にご紹介していますのでご覧になって下さい  ~山だよりバックナンバー 1月12日です)

写真:散乱する野鳥の羽根 上川町 2/26

雪がべっとり

昨日の層雲峡は、早朝センター前の温度計で-9℃でしたが日中どんどん気温が上がり最高+8℃となりました。予報は夕方から雨・・・。ここ層雲峡では雪になると思っていましたが、やはりこの暖かさで雨が少し降りました。本日は早朝から湿った雪。国道39号線も一夜にして真っ白な光景となりました。重い雪のため、枝先はその頭を垂れて国道を覆うようになっていました。層雲峡峡谷も見事な雪の造形美です。

写真:湿雪に覆われた層雲峡峡谷 2/25