キジバト

夏鳥で、「ドバト」と同程度の大きさです。翼にウロコ状の模様がありますが、キジ(雌)に似ているところからこの名がつきました。鳴き声は「デデッポーポー」を繰り返します。繁殖期は3月から11月までと非常に長く、この間に6回から8回も繁殖するものもあるうようです。いつも2羽で見られることが多く、仲良しハトと思われがちですが、何と1回の繁殖ごとにつがいの相手が変わることもあるそうです。

写真:キジバト 上川町 4/10

ベニヒワ

冬鳥で、スズメよりやや小さいです、頭部には鮮やかな赤い模様があるのが特徴です。(雄はお腹も赤いです)鳴き声は「ジュジュジュジュ」、小さな群れで行動しますが、この日は「ミヤマホオジロ」と一緒でした。

写真:ベニヒワ 上川町 4/9

カシラダカ

北海道では春先の渡りの途中で立ち寄る旅鳥です。スズメよりやや小さめです。鳴き声は「チッ」、比較的探しやすい野鳥です。頭の冠羽が特徴で、名前の由来でもあります。この鳥は渡りの研究材料として使われ、約13時間の日照時間を境に渡りの気分が高まってくることと、春は気温18℃を超えるとその衝動に拍車がかかるらしいです。

写真:カシラダカ 上川町 4/9

カワラヒワ

夏鳥で、一部は越冬しています。スズメよりやや太めの体形です。全体的に褐色がかった緑色で、飛ぶときは翼付近の黄色がとてもきれいです。鳴き声は「キリリリ コロロロ」時には「チュイーン」などど甘えた声も出します。

写真:カワラヒワ 上川町 4/9

モモンガ

2月の後半に森の中を散策中、アカゲラが掘ったと思われる樹洞を見つけました。何度か同じ場所に通う日が続きましたが「もしや、モモンガが再利用するかも」と思いながら撮影の日を狙っていました。気温も高く推移しており、今日がチャンスと万全の寒さ対策等々をし(モモンガは夜行性です)、準備を一通り済ませたあと樹洞を見上げると、準備の甲斐もなく?何と穴からこちらを見つめていました。かよった甲斐があったのか、それともモモンガがサービスをしてくれたのか、はたまた根負けをしてくれたのか、やや暗くなりかけたうちに帰路につくことができました。フラッシュも使用しなくて済んだことは、モモンガを驚かせなくてよかったです。

写真:エゾモモンガ 上川町 4/6