エゾムラサキツツジ

 「エゾムラサキツツジ」のアップです。このツツジは雪解け後にいち早く咲きますが、ここ大雪山麓では山腹の岩場で多く見られます。これから国道39号線沿いでは、至る所に「ピンクの春」を感じる季節となります。

写真:エゾムラサキツツジ 5/18

層雲峡峡谷にも春が・・・

 5月に入り不安定な天候が続き、雨はもちろんのこと、雪やあられまでも降る5月となりましたが、ようやく春がやってきました。峡谷に「エゾムラサキツツジ」が咲きました。朝は咲いていませんでしたので、気温が上がってきた日中に開花したようです。昨年も同じく5月18日でした。このHPで紹介する上川町は5月9日に開花していましたので、層雲峡から20km離れた上川町から約10日遅れでの「春」です。

写真:峡谷に咲いたエゾムラサキツツジ 5/18

ビンズイ

夏鳥で、スズメよりやや大きいです。地上での行動が多く見られ、歩いて昆虫やクモを捕食します。歩くときは、セキレイのように尾を上下に振ります。鳴き声は「チョピッツィツィ、チーチーチー、ツィツィ」と長く複雑に鳴きます。その鳴き声が「ヒバリ」に似ていることで、かつては「木ヒバリ」と呼ばれていました。木の横枝を、枝に沿って歩くことをしますが、他の鳥ではあまり見かけません。

写真:ビンズイ(セキレイ科) 上川町 5/18

アカハラ

夏鳥で、広葉樹林から針葉樹林まで様々なタイプの森林に生息しています。鳴き声は「キョロン キョロン ツィ-」という3音節の声で、よく通る大きな声です。よく鳴き声の聞かれる普通種ですが、道東や道北では比較的少ないです。なわばりは、直径300m以上とも言われる広いものです。

写真:アカハラ雌 上川町 5/17

毛変わり

冬毛から夏毛へ毛変わり中です。冬毛は少し茶色がかった灰色、夏毛はこげ茶色です。冬毛は夏毛の2倍の長さがあり、耳の先に「ふさ毛」があります。写真の耳には、まだ「ふさ毛」が少し残っています。大体、4月下旬から6月にかけて夏毛へと変わりますが(冬毛へは9月下旬から)、それぞれ約1ヶ月かけて換毛を完了します。

写真:エゾリス 上川町 5/17