黒岳斜面の残雪状況

 オープンが延期になっていた黒岳ロープウェイと黒岳リフトが本日再開され、待ちかねた登山者が黒岳を訪れています。しかしながら、登山道の大部分は残雪に覆われており、スニーカーやジョギングシューズでの登山は危険な状況となっています。

 

残雪状況

7合目~9合目下:所々で登山道が露出している部分があるものの、大部分は雪に覆われています。スニーカーで途中まで登ったものの諦めて引き返した外国人登山者が、下りに苦労してコースが渋滞していました(写真左)。

9合目上~山頂:7割ほど登山道が露出していますが、マネキ岩を見おろす急斜面のトラバースは、距離が長いだけに緊張を強いられます。石室に泊って早朝に下山する場合はアイゼンが必要になるかもしれません。林野庁のGSスタッフが雪切りをしていました(写真右)。

 

写真 下山に苦労する外国人登山者(7合目上) 雪切りをするGSスタッフ(山頂下) 6月18日

               

高原温泉沼巡り登山コース 6月21日まで閉鎖しています

 国道273号線から大雪高原温泉へと向かう町道が昨日(6月10日)開通しました。終点の大雪高原山荘は、今季の営業はしないということで、写真のように閉館中です。

 ヒグマ情報センターは21日から開館予定で、それに伴い、沼巡り登山コースも21日のオープンになります。

 

写真 今季閉館されている大雪高原山荘(写真左)とエゾ沼(写真右) 撮影6月11日

日本遺産プログラムの受付が始まりました

「アイヌ語地名探検隊 2025」 層雲峡のアイヌ語地名と沢歩き

 ヤウンモシㇼ(北海道)の母なる川「イㇱカㇼ(石狩)川」には、日本遺産の構成文化財に指定されている大函をはじめ、かつてニセイと呼ばれた層雲峡峡谷など、数多くのアイヌ語地名が残っています。本プログラムでは、層雲峡のアイヌ語地名を訪ねるとともに、道路がなかった時代に移動ルートとして使われた沢を実際に歩くことで、かつてのアイヌの人たちの生活に思いを馳せます。

 夏の「探検隊」では層雲峡のニセイ地名を訪ねた後に「(層雲峡)峡谷の口にある川」ニセイチャロマップ川で初歩の沢歩きを楽しみます。

開催日:7月5日

集合:層雲峡ビジターセンター 9時30分

定員:7人

参加費:¥3000(装備レンタル・保険料込み) 要予約

※参加者ご本人が直接お申し込みください。受付は電話のみ(01658-9-4400 9時~17時)になります。

グリーンシーズンが始まります

六月に入りました。石狩川上流部の上川盆地でも田んぼに稲が入り、初夏の田園風景が広がっています。

標高の高い稜線部ではときに雪が降ることもあり、まだまだ夏山とは言えませんが、大雪山の山麓部から中腹にかけてはオオカメノキやムラサキヤシオツツジなどが咲き、グリーンシーズンの始まりを感じさせてくれます。

さて、当ビジターセンターでも、夏から秋にかけての無雪期のプログラムを用意して、皆さまのお越しをお待ちしております。詳しくはイベント情報をご覧ください。

 

2025_野鳥観察会を開催しました

5月6日に野鳥観察会を実施し、多くの方にご参加いただきました。
上川公園での観察会は天候にも恵まれ、磯清志先生のお話を聞きながら、鳥の生態や行動について学びつつ散策しました。
声だけで確認できた鳥も含めると、17種類の野鳥を確認できました。
春になり、渡り鳥が訪れて、上川町は自然がますます賑やかになってきました。