紅葉谷

紅葉谷は例年よりも早く雪解けが進んでおり、少しずつ花も咲き始めました。今はエゾエンゴサクやヒメイチゲが見られます。植物の若い芽も顔を出し、コケも生き生きとしてきました。春ならではの植物の生命力を、たっぷり感じることができます。林内では野鳥のさえずりもこだましており、バードウォッチングもおすすめです。

今日から大型連休の後半戦。自然を満喫しに層雲峡にいらっしゃいませんか?

※すでに散策路上に残る雪は数箇所しかありませんが、凍っているところやぬかるんでいるところがあります。滑りやすいため、行かれる場合はお気をつけください。また、ヒグマや落石などにも十分ご注意ください。

写真:ヒメイチゲ、艶々と輝く若芽(紅葉谷) 5/2 

 

本日の層雲峡峡谷

今朝の層雲峡は雪景色でした。上川市街地では冷たい雨が降っていたのですが、層雲峡エリアに入ったとたん、冬に逆戻り!峡谷上部が雪で白くなっていました。層雲峡温泉街では雪もちらついていましたが、その後すぐに天気が回復し、現在はすっきりとした青空が広がっています。道路もすっかり乾いて、車の走行には何ら問題ありませんが、予報ではこれからも最低気温が0℃を下回る日があるようです。念のため、早朝・夜間に峠を通過する予定のある方は道路状況を確認してからお出かけください。

写真:層雲峡温泉街 5/1

 

白蛇の滝

今、層雲峡の国道39号線沿いにある白蛇の滝が見頃です。

白蛇の滝は、ちょうど雪解け水で水量が増え、かつ新緑の時期でまだ木々の緑が控えめの頃に見ることができる幻の滝です。その名の通り、まるで白蛇が峡谷を登っているかのように見えます。

見頃は4月下旬から5月中旬くらいまでで、層雲峡温泉街からだと屛風岩覆道を抜けてすぐ左側にあります。層雲峡にお越しの際は、ぜひ見てみてください。

写真:白蛇の滝 4/29

春季観察会3(終了)

本日、春季観察会「アイヌ語地名探検隊2024‟アイヌ語地名と色”」の3回目が行われました。

今日は風があり気温も低めだったため、昨日よりも寒く感じる陽気でしたが、快晴で最高のお天気でした。木々の若葉も日ごとに増し、層雲峡もこげ茶色から新緑の季節へと移り変わっています。

紅葉谷の散策道上の雪もめっきり減り、クマゲラ広場までは短靴で行けますし、そこから上の方も一部雪が残って凍っている所や滝の手前に積もっている雪以外はほとんど消失しています。紅葉谷はこれからどんどん可愛らしいお花が咲き出すので、散策にもってこいです。

 

白水川、黒岳沢、赤石川と、色に因んだ場所を巡る春季観察会は本日で催行終了となりました。期間中、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。来季も実施予定ですので、今回参加したかったけれど行けなかったという方は、ぜひ足をお運びください。

写真:木に残るヒグマの爪痕、紅葉滝 4/29

 

 

春季観察会2

本日、春季観察会「アイヌ語地名探検隊2024‟アイヌ語地名と色”」の2回目が行われました。

昨日とは打って変わって少し肌寒く感じるような気候でしたが、散策するにはちょうど良い気温で、気持ちよく層雲峡の春を楽しむことができました。

今日は林道の奥からでなければわかりづらい無名滝を発見!今までまったく気づかなかった滝です。今の時期は雪解けが進んで水量が増える上に、木々の葉も少ないため、峡谷の中を流れ落ちる滝を見るには絶好の時です。国道沿いで車窓から見られる滝もありますので、近くにお越しの際は探してみてください。

春季観察会は残り1日。明日(4/29)が最終日です。参加申し込みは本日17時までとなっています。
大型連休の1日、層雲峡で自然を満喫しませんか?

写真:黒岳沢のチャツボミゴケ、赤石川 4/28