浮島湿原

浮島湿原の状況を確認してきました。湿原周りは、チングルマやミツバオウレン、ヒメシャクナゲやムラサキヤシオが綺麗に咲いています。チングルマはこれからまだまだ咲いてくると思われますが、今後は群落を形成する「タチギボウシ」や「トキソウ」「ヒツジグサ」などが開花します。特に「タチギボウシ」と湿原の風景は見事です。湿原に入るまでもエンレイソウやエゾイチゲ、ミヤマスミレやゴゼンタチバナ、ザゼンソウなど数々のお花を見ることができます。湿原入り口までは約30分、湿原は一周約1時間と手頃な散策コースです。

写真:湿原風景(見づらいですが、周りにはチングルマやミツバオウレン) ヒメシャクナゲ ヤチツツジ(ホロムイツツジ) 6/10

ヒグマが・・・

国道を走行中に、前方の高い斜面に「真っ黒」な物体が・・・。すぐさま「ヒグマ」と判断できました。山の上部で、距離は相当離れていたため危険はありませんが、やはり「怖い」という思いがすぐでてきました。アリの巣?でも掘り返していたのでしょうか?しきりに土をかいていました。

写真:ヒグマ 6/10

高原温泉へ 町道開通

町道・高原温泉線が本日開通しました。高原温泉沼めぐりコースは、現在、ヒグマ情報センターが冬期閉鎖中のため、「通行禁止」となっております。夏道がほとんど出ておらず、非常に迷いやすいので、センターが再開するまで、コースへの立ち入りはご遠慮ください。ヒグマ情報センターは、6月21日オープン予定です。緑岳への登山道も同じような状況ですので、ルートを熟知した方以外の入山は、控えたほうがいいでしょう。

写真:高原温泉沼めぐりコース入り口 6/7

黒岳のお花の状況

開花したばかりのものが多いですが、2日の状況からさらに花数が増えてきました。「エゾイワハタザオ」「ジンヨウキスミレ」「キバナシャクナゲ」「メアカンキンバイ」「ミヤマキンバイ」などが新たに開花です。

写真:コメバツガザクラ ウラシマツツジ 6/7

黒岳の雪の状況

2日の状況と比較すると、さらに雪解けが進んでいます。が・・・まだまだ雪が多いです。滑落や踏み抜きの危険や、本日のようにガスがかかると、この時期はたとえ黒岳でも迷いやすくなります。・七合目~標柱は約1m露出 登山道は全面雪・八合目~標柱は全て露出 登山道は全面雪・九合目~標柱は全て露出 登山道は2日と比較すると、雪のない登山道を歩く部分が増えてきました。但し、九合標柱から4m、3m、30m、70mと所々に雪渓が残っており、特に70m部分の頂上直下の雪渓は急斜面であることと、大変滑りやすくなっています。装備を万全に安全な山行をお願いします。

写真:黒岳七合目から八合目へ 6/7