環水平アーク

写真は6月13日に高根ヶ原の三笠新道分岐で撮影されたものです。「環水平アーク」と呼ばれる現象で、巻層雲のように氷の粒でできた雲に太陽光が屈曲して、太陽と地平線とのあいだに見える”水平虹”です。日本国内では年に数十回観測されるそうですが、見られる期間は夏至をはさんだ半年間、時刻も南中前後の太陽高度の高い時間帯に限られるようです。

写真:高根ヶ原・三笠新道分岐 6/13

羽化しました

「エゾシロチョウ」の羽化に出会いました。蛹の周りには、羽化したてのものや、時間が経過して飛び回っているものなどさまざまです。蛹を狙ってか?アリもしきりに寄ってきています。無事に羽化して欲しいものです。

写真:エゾシロチョウの羽化 6/16

ピンクのショウジョウバカマ

愛山渓温泉・雲井ヶ原湿原にて、今年も「ピンクのショウジョウバカマ」が開花しています。赤があったり、写真のピンクがあったりと中々楽しませてくれます。湿原にひときわ映える色彩です。

写真:ショウジョウバカマ 雲井ヶ原湿原 6/16

赤岳コースの雪渓状況

昨日、道道銀泉台線が開通しました。今年初めての銀泉台でしたが、登り始めの登山口や林道沿いからもうすでに雪がなく、この状態なら花の開花もずいぶんと早いのではないかと赤岳山頂まで登ってきましたが、開花している花は思っていた以上に少ない状態でした。雪渓の解け具合は、昨年と比較して3週間ほど早い事もあり、大きな雪渓が残る登り口では、雪解け水が登山道からあふれている状況でした。雪面状態は第4雪渓で踏み抜きが多く、特に下りで滑り下りる時は注意が必要です。雪渓状況第1花園、第2花園、第3雪渓、第4雪渓の斜面は全面雪ですが、平らな部分の登山道沿いは、ほぼすべて解けていました。開花状況 第4雪渓~赤岳山頂イワウメ○、ミヤマキンバイ○、コメバツガザクラ○、ウラシマツツジ○、ミネズオウ○、キバナシャクナゲ○、メアカンキンバイ↑

写真:小泉平から見たトムラウシ山とミヤマキンバイ 6/15

黒岳石室

黒岳石室の様子です。建物自体は全て露出しています。入り口前の雪も、近日中に消雪すると思われます。今年は雪解けが早いため、今後の天候にも左右されますが、後半時期の水の確保が心配されます。写真左は6/14、右は昨年6/11のものです。

写真:黒岳石室 6/14