忠別岳

白雲小屋から忠別岳へ行ってきました。去年も(もしかしたらその前も?)山頂についた時はガスガスだったので、忠別岳からトムラウシ山を見るのは本当に久しぶり。最近ハクサンイチゲ群落を見ることがあまりなかったので、びっしりとはいかないけれどちょっと嬉しい風景でした。
高根ガ原のホソバウルップソウはもうだいぶ下り坂。下から枯れて上の方に少し花の残る株がほとんどでしたが、かわりにキバナシオガマ・クモマユキノシタなどが↑。コマクサはどこも満開。忠別沼の手前の丘?チシマキンレイカ↑・タカネシオガマが咲き始めていました。
忠別沼周辺はまだ雪が解けたばかりな感じで沼の中に雪渓がまだ残る。斜面の少し雪解けの早かったらしい部分ではチングルマ・キバナシャクナゲが一面でキレイでした。
写真:忠別岳山頂付近より(ハクサンイチゲ・チングルマ)

資材運搬

写真:銀泉台から黒岳石室へバイオトイレの資材を運搬するヘリコプターです。道内で初の常設の山岳バイオトイレとなるそうです。し尿の分解にオガクズを使い一定の温度を保つため太陽光発電パネルを屋根に、夜間用に風力発電装置も取り付けられ9月完成予定とのこと。なんだかスゴイ大掛かりな工事になるのかな?
工事中現在の黒岳石室のトイレはモチロン使用可能ですが、こちらもEM菌による浄化という方式を取っていますので、使用済みトイレットペーパーの分別をお願いしております。引き続きご協力下さい。
工事の様子もいずれお伝えできればと思いますが、黒岳石室・その周辺ではしばらくご不自由をおかけする事になるのかもしれません。注意して利用して下さい。

赤石川

昨日(7/5)の文面にも登場しました赤石川です。写真の方がわかりやすいかな?と思ったのですが、これじゃぁあんまりわからないかなぁ?矢印は私の使ったルートです。蛇カゴに左から届いている雪渓は写真に写っていない部分がかなり空洞化しているので渡らない方が無難。
北海沢側の最後の蛇カゴに大きな雪の固まりが残ってしまっているのがわかるでしょうか?これが意外にクセモノで邪魔(笑)もうすぐ落ちてなくなってくれるとは思いますが、飛び石に渡る時ストックなど支えがあると安心、まだ雪解けで水量も多めなので何もないとちょっと不安。
昨日の赤石川はこんな感じでした。

通行止です!

高原温泉・沼めぐりコースから高根ガ原へ上がる三笠新道、6月下旬から頻繁にヒグマの痕跡が見られ、大学沼周辺ではヒグマ情報センター・センター員によって確認される日々が続きましたので、関係機関協議の結果「通行止」となりました。
ヒグマとの接触を避け事故を防止し、またヒグマの生息地域の確保の為にも「三笠新道・通行止」にご協力下さい。よろしくお願いします。
写真:今年も一度しか歩けなかった三笠斜面(6/22・今年は傾斜も急だったらしいです、キツカッタ)

ギンザンマシコ

今日の赤石川はまだ厚みのある雪の上を渡って向う岸までたどり着けそうでしたが、横から見るとソロソロその雪渓も落ちてしまいそう。私は雪渓から蛇カゴに下りて蛇カゴを渡り、また雪渓に上がることにしました。
北海沢手前のハイマツ帯のなかでこのギンザンマシコのつがいに遭遇。じっっっとしていたらかなりの時間(と言っても3分くらい)そばにいることが出来ました。さえずらないと言うメスがヒュッーヒュッーと声を出していた(ような気がする)美しい声でさえずると言うオスは鳴いてくれなかった(と思う)。
つがいの写真は撮れなかったので赤くキレイ?なオスの写真を。
この日は別のザレ場でも、つがいのギンザンマシコが餌(何をだろう?)をついばんでいるのを10分位眺めていたられた。ガスガスだったけど寒くもなく幸運な一日でした。