チップ歩道

浮島湿原に行って来ました。層雲峡を出た時は小雨、途中上川の街中はくもりでしたが、浮島湿原は小雨・濃霧。
登山口から浮島湿原入口までの1.6㌔(約30分)をチップ歩道にする工事がされていて、今日は登山口付近を工事中。写真は湿原入口まであと400m付近。この少し手前からチップ歩道になっていました。
今までも昔に比べればだいぶ歩きやすくなってきていたけれど、雨後は水たまりやぬかるみも時々あったので、完成したらもう長靴要らずになるのかな?
浮島湿原で咲いていた花:チングルマ↓(半分?綿毛になり始め)・ヒメシャクナゲ↓・ハクサンチドリ↑・エゾイソツツジ↑・エゾゴゼンタチバナ↑・ミツバオウレン・ツマトリソウ・ツルコケモモ(咲き始めかな)など。

かなり雪

五色岳へ行ってきました。先日水場まで行った時に沼の原までの急登で残っていた大きな雪の固まりはほとんどなく、踏みぬくような箇所もなくなっていたけれど、水場の上の急登を過ぎ、泥だらけのブッシュをくぐり(頭から砂をかぶる…く~)沢に出て少し歩いた所からは、ほぼ一面の雪渓。見えなくなっていたトムラウシがもう一度見える花畑の所まで、ほとんどずぅっとつながった雪でした!!こんな晴天の見通しのきく日でもかなりわかりにくい。おまけに雪の重みで倒れた笹が道を覆い隠していて、登山道の入口もかなり見つけにくい状態でした。
雪渓を過ぎハイマツ帯に入ると木道が出ていましたが、木道のないところの道はじゃんじゃん水が流れる沢状態でした。
ハイマツ帯の中は暖かいのか?キバナシャクナゲやハクサンイチゲもちらほら咲いていましたが、五色が原はまだ半分雪でした。
大沼:前回同様当然(笑)満水。

赤岳・第三雪渓

環境省パークボランティアの高山蝶パトロールに同行して赤岳に行ってきました。やはり雪は少ないように感じますが、それでも第一花園・第二花園・奥の平・第三雪渓・第四雪渓の登山道はほとんど雪の下でした。地図もなく道も知らなければ晴天でもわかりにくいですし、濃霧時は迷い易いので要注意。第一花園の急斜面、今日は陽もあたっていて、凍結もしていなかったので問題ありませんでしたが、悪条件の時は危険です。滑落注意!「雪が少ない」と言っても雪渓対策は万全に!!
また雪解け水が登山道を沢のように流れていて、もちろんドロドロの所も。防水も万全に。
この季節、雪解けで緩んだ地面の植物の上を、道を間違えた人や、泥を避ける為に踏みつけたりえぐりながら歩いた後を時々見かけます。かなりのダメージではないでしょうか。
泥水を避ける人はもってのほかですが、雪渓と登山道の交わる所は必ずあります。なるべく注意深く探しながら歩くコトを少しでも考えて欲しいと思っています。よろしくお願いします。
コマクサ平のコマクサは細~い蕾がちらほら程度。でも来週なら咲いている花も見つけられるかな?
(道道冬期通行止の解除は6月20日午前11時の予定)

赤石川

明日は天気がくずれそうだと言うので黒岳に行ってきました。展望台から眺めると6日に比べてかなり雪解けが進んだように見えますが、九合目の下くらいまではやっぱり登山道はほとんど雪です。九合目のトラバースの雪はかなり薄くなっていました。悪条件の時は滑落注意!
黒岳山頂直下ではエゾイワハタザオが花盛り。ハクサンイチゲも咲いていました。石室へ下る登山道脇ではイワウメもちらほら咲き始め。キバナシャクナゲはやや下り坂でしたが、石室周辺ではクリーム色の蕾も多く花もキレイでした。
写真:赤石川はまだまだ雪の下。濃霧時迷いやすいです、要注意。

緑岳

緑岳の樹林帯、いくつか雪渓を渡るけれど足跡をたどっていけば登山道を見つけられるほど雪は少なかった。足元で咲いていたのはスミレとエゾイチゲ。
でも第一花畑の手前から一面の雪渓(写真)。緑岳に向かって一直線!とは言え、晴れていても道を知らなかったら迷うかな。ガスったら道を知っていても迷います。
ハイマツ帯ではエゾイチゲ・コミヤマカタバミ・ミヤマキンバイ・キバナシャクナゲが結構咲いている。キバナシャクナゲは霜にあたったような枯れた蕾も。
ガレ場は日当たりが良いせいか点々と見られるキバナシャクナゲはピークに近いかも。イワウメも少しだけど咲いている(初物!)。ミネズオウやコメバツガザクラはピーク過ぎてる方が多い感じ。山頂直下は同じ花でも色もまだ新鮮。ちらほらエゾオヤマノエンドウも咲き始め。
足元にぽちぽち現れる花に元気をもらいながら歩く。