崩落

既にニュースでご存知の方も多いかも知れません。昨日(8/10)早朝5時半頃、層雲峡に雷のような大きな音が響き渡ったそうです(気がつきませんでしたスミマセン)。
正体はこれ。映月峰の下あたりの岩でしょうか?雨で地盤が緩んだ斜面をごろごろと落ちていったらしい…元々の大きさはどのくらいだったのか想像できないのですが、砕けた塊も4~5mとか?2~3mとか?かなり大きい。
この台風の影響で日高・十勝地方など、北海道にもかなりの被害が出た中では幸いな事にケガ人はありませんでしたが、車が一台潰れてしまいました。自然の力の大きさを目の当たりにして、改めて怖さを思い知らされました。
まだ崖に岩が残って引っかかっている?ような状態です。危険ですので周辺立ち入らないで下さい。当面の間、通行止・立入禁止のため、黒岳一合目からの登山は出来ません。ご了承下さい。

クモイリンドウ

白雲岳避難小屋周辺のクモイリンドウまだ咲き始めですが、天気の崩れる前に!と行ってきました。先日の「お待ちかね」の写真と同じ株です。
6日の午後は曇ってしまったせいもあるのか?まだ咲ききっていなかったのか?ややつぼみ気味。夕方には閉じ、翌朝天気が良ければ開いてくれるので、今日はゆっくり待ちました。小屋周りのいろんな株を覗きこんではじーっと見る…紺色や緑色、柄?にも個体差があり面白い。うーん満足。
だいぶ膨らんだ蕾、まだまだ細い蕾とイロイロあるので、この雨の後もう一度行きたいなぁ~。
明日から天気が崩れるようです。台風の影響もある悪天のようですので、くれぐれも無理はしないよう計画の再考を。遭難・死亡事故が起きたのは去年のちょうどこの時期です。

当麻乗越より

ようやくお天気に恵まれ、青空のもと…とはいきませんでしたが、沼の平をこうして眺めることが出来ました。
当麻乗越から沼の平まで雨の後だったので覚悟していましたが、足が埋まるような深いぬかるみはないけれど、泥が滑ってやっぱり歩きにくかった。ブッシュの周りではミヤマリンドウ・ミヤマアキノキリンソウ・モミジカラマツなどの花あり、ミヤマホツツジの花も時々あるけれどまだ蕾みの方が多かった。
沼の平の花:ナガボノシロワレモコウ(咲き始め)・タチギボウシ(少ない)・ミヤマリンドウ・ワタスゲ(穂千切れ気味)・ウメバチソウ(咲き始め)など。
雨の影響もあってか、ようやくだいぶ雪渓のとけた半月湖の周りにはエゾコザクラ・アオノツガザクラ・ウコンウツギが咲き始め。雪渓はあと5.6mかな。木道かなり傷んで斜めに傾く。今日は乾いていたので斜めでも問題なく歩けたけれど、雨の日など木道が濡れていたら滑りそうでイヤかも。
今日の一番。当麻岳から当麻乗越までの下りの斜面、いつも歩きにくく、ひざが痛むイヤな下りなのですが、チシマツガザクラが斜面に広がる!咲き始めのキレイな花やまだ赤い小さなカワイイ蕾もありつつ満開。少し下っては足を止め眺めながらゆっくり歩く。黒岳・雲ノ平と言い今年はチシマツガザクラ当たりだったかな?

またまた浮島湿原

久しぶりにまとまった雨。せっかくの休日に山を楽しみにしていた方には申し訳ないけれど、山にも下界にも多分恵みの雨。植物も少しホッとしているのではないでしょうか?
またまた浮島湿原に行ってしまいました。低温のせいか一週間たったのにタチギボウシの花はまだ半分も咲いていないくらい、でも遠くに薄い紫色が広がりつつあるイイ風景。
今年は一本一本に付く蕾の数が多いみたい。たくさんの蕾をつけたタチギボウシが湿原の奥の方まで広がっているのが、なんだかラベンダーの花のように見えて面白かった。来週こそ満開のタチギボウシに出会えるかな?
この雨でもちろんモウセンゴケの花はなし、まだ花咲くのかな?ヒツジグサも蕾んでます。ウメバチソウ咲き始め。トキソウぽつりぽつり残り花あり。ホソバノキソチドリ。ミカヅキグサ。

予定変更

「シーズンに一度はトムラウシへ」の目標を達成したくて時間に余裕のある今週こそ!と思い赤岳から白雲岳避難小屋へ。前回(7/26)より第一花園・第二花園周辺では花が増えた感じ。第三雪渓・第四雪渓アオノツガザクラやや群落。
コマクサ平のコマクサはもう全体には下り坂だけれど、花が無いというわけではありません。「下り坂です」と言うと「じゃぁもうダメかな」とお客さんに言われる事が多いけれど「ダメ」って何でしょう?と聞きたくなる。たった一つの残り花に喜びの歓声を上げて歩いている人もいれば、行く前からダメと決めつけてしまう人もいる。まずは行って自分の目で見て自分で感じて下さい。
白雲小屋に着く頃に雨。行ったり来たりしていた雨マークが結局は明後日(8/3)に。「雨の中無理してトムラウシまで行くのもなぁ~」スミマセン早々に下山してきてしまいました。あー軟弱者です、今年トムラウシ山までたどり着けるだろうか???
写真:小屋周辺のチシマギキョウ・エゾタカネツメクサ(どちらも全体には下り坂)