黒岳より

今シーズン、最後の山歩きに行って来ました。
五合目遊歩道周辺にほとんど雪はなく、黒岳スキー場の明日のオープンは無理そう?展望台から眺める黒岳も木々が黒く見えて真っ白と言う感じではなく五合目登山口付近は氷の張りついた石や厚めの氷の張った水たまり?がツルツル滑って、上りも下りもここが一番危なかった!!
でも七合目より上の登山道にはそこそこ雪も積もってきていて九合目より上では夏道がだんだん判りにくくなってきているかな?
今日は雪の表面がガリガリ音を立てるほどしっかりしまっていて、ある意味歩きやすかったけれど、こんなふうに状況は日々変わるんだなぁ~と実感。今日は良くても明日は???装備は万全に。雪山です。
山頂稜線風強くよろめき、風冷たく全部着こんでちょうどよく、顔(鼻)だけが冷たい(笑)今年の10月の山行は晴天と言うだけでなく暖かい日に恵まれたので、久々に山の厳しさを体験。それはそれで良かったと思う。
山の上は真っ白だった。キレイだった。
写真:黒岳より石室方向

層雲峡

時折薄明るくなりますが、ちょっぴり暗い白い空。小雪舞う層雲峡です。初雪は13日の晩に降った雪かな?でもこうして日中下界(層雲峡)に降る雪は今日が初めてかも。
山の上は10月に入って順調?に雪が降り、根雪になるのが早かったような印象ですが、層雲峡は意外と暖かい日も多く遅めの印象。今日もまだそれほどの雪ではないので積雪はどのくらいになるだろう?真っ白な層雲峡を見てみたい気もする…
層雲峡はまだこんな程度ですが、峠など標高の高い方に行かれる方、車の運転十分にお気をつけ下さい。

お鉢平展望台より

あまりに穏やかなお天気だったのでお鉢平展望台まで足を延ばしてしまいました。雲の平はソコソコの吹きだまりで持参したスノーシューが威力発揮!イイ具合に締まった雪の上をなかなか快適に歩かせてくれました。久しぶりの山歩きでちょっと疲れましたが(笑)。真っ白な北鎮岳やお鉢平の稜線はキレイだった~!
昨日はアイゼンを使う事はありませんでしたが、やっぱりこの季節に山に来られる方はどのような事態にも自己責任で対応出来る準備をしてきて下さい。なーんて本当は少し前の私はこんなふうに『装備の無い人は山に登らないで下さい』なんて言える立場じゃなかったし、今もそう技術を取得したわけでも無いけれど、毎年少しずつ少しずつ雪の降った山に登ることで(天気の悪い時は行かないけれど)山を知り自分の力を知り…自分の限界を見極める目を養いながら伝えている努力はしているつもりです。最近は自己責任を取るという考え方が欠如しているのでしょうか?偶然の運の良さや他人の力に頼ろうとする人たちの多さにびっくりします。相手は大自然です!人間の手に負えない力を今までだってあまりあるほど見せつけられているのに、自分の身に降りかかってみないとわからないのかな?きっとその時は遅いのに。
クドイですが山はもう雪、「来たついで」の登山は難しい季節です。キチンと準備して来て下さい。

層雲峡

うっすら雲が広がってきて、青空が白っぽい水色の空になってきた層雲峡です。葉の色も乾いた感じ、はらはらと風に舞い落ちて国道を歩いていたらカサカサ音を立てて転がっていく。長持ちしているとは言えソロソロ終盤かな?層雲峡から上川側はこの週末が過ぎてもまだキレイだろうとは思いますが…
写真:さっき10/11(お昼前頃)

北海岳より

今日は北海岳へ。北鎮方面より吹きだまりが深いけれど昨日の登山者の踏み跡があったので楽をしてしまいました。それでも時折モモくらいの深さまではまってしまい、そう言う時は思わず笑ってしまいます。
今日は昨日よりお天気も良く暖かめ、お昼を過ぎても昨日のように暗めの雲がかかってくることもなく、風はそれなりに冷たいけれど快適な一日でした。少し雪も解けてきて白黒のまだら模様になって来た北鎮岳をぼんやり眺めながら、思えば遠出をするのは今日が最後になるかもしれない…と気づいたらちょっぴりしんみり。。。
黒岳の登山道、山頂直下の急斜面に雪がついているので滑落注意。ほか何ヶ所か解けた雪が凍っているところもあるので特に下り斜面気をつけて。だいぶ雪も解けてきているので今日は道がドロドロと言う印象が強かった。
写真:北海岳中腹、登山道付近より黒岳(左奥)