緑岳の紅葉

 緑岳第1花畑のナナカマド紅葉は4~5割程の色づきとなっており、第2花畑は4割程で緑の葉もまだ多く見られました。緑岳南側斜面中腹部のナナカマド紅葉は見頃となっています。

写真:緑岳から見たエイコの沢周辺の紅葉(手前はウラシマツツジ)9/12

奥の平

 標高の低いところでは、これから色づき始めるナナカマドも多く、赤岳コース第1花園周辺ではパステル調のオレンジ色が林道沿いの車窓から見ても斜面一面に広がり、紅葉前線はこれから徐々に麓までゆっくり下りていきます。

【紅葉情報・赤岳コース】
(奥の平)見頃、(第2花園)上部6割、(第1花園)見頃

写真:赤岳コース・奥の平(9/8) 

銀泉台・第1花園

 紅葉の色づき具合はどうかと、ガスがかかり始めた第1花園を見渡してみたのですが、思ったほど色づきは進んでいませんでした。ここ数日は層雲峡でも26℃と気温が高く、最低気温も15℃を下回らない日が続いたのが原因のひとつと思われます。第1花園の紅葉は7~8割とゆっくり進んではいましたが、橙色が全体的に広がり濃い赤色のナナカマドは少ないようでした。

【紅葉情報・赤岳】
(第4雪渓)ピーク折り返し・一部落葉、(第3雪渓)ピーク折り返し・一部落葉、(奥の平)ピーク折り返し・一部落葉、(第2花園)落葉が目立つ、(第1花園)7~8割

写真:銀泉台第1花園 (9/4)

早すぎた紅葉期

 黒岳山頂周辺のナナカマド紅葉がピークを迎えました。
昨年よりも2週間ほど早い紅葉期ということもあり、この日は登山者もまばらでした。この早すぎる紅葉には50年もの間、大雪山に関わってきた人でさえ、こんな年は初めてだと首を傾げていました。人の都合だけを言えば、早すぎる紅葉はあまり好まれないようです。

【紅葉情報】
 紅葉前線は標高2000m~1500m付近まで降りて来ました。黒岳周辺だけに例えると山頂から7合目登山事務所ぐらいまで色づいてきています。ただ場所によって、かなりの開きがあるので登山の際は、各関係機関にお問い合わせください。

写真:黒岳山頂から見た白雲岳・北海岳方面 (9/1)

赤岳コースのナナカマド紅葉は見頃

 赤岳第3、第4雪渓のナナカマド紅葉は8~9割ほどに色づき、全体的にはほぼピークを迎えました。昨年より2週間ほども早い色づきに出会った登山者は、みな口をそろえて「まだ8月なのにねー」と予想外の紅葉に喜んではいましたが、そのあとは苦笑い。
そして最後に一言「紅葉期のシャトルバスは、どうなるんでしょうね」・・・
 
【赤岳コース紅葉情報】(赤岳第4雪渓)9割強(第3雪渓)8~9割、(奥の平)8割強、(第2花園)バラつきはあるが7割~8割、(第1花園)6割

写真:赤岳第3雪渓 8/31