雪山登山

黒岳では昨日早朝に初雪を観測しましたが、降り積もるほどではありませんでした。しかし今朝は昨日とは一変して一面雪景色となり、石室周辺の積雪は5~10センチほどとなりました。気温は午前6時で0℃(黒岳山頂)でしたが風が強く、時折アラレも混じる天候だったので顔を覆いながら歩くといった状況でした。登山者の中には手袋ナシで歩いている方もいましたが、手がしびれて感覚がないという状態でしたので、今後は寒さ対策を十分に配慮した登山が必要となります。

写真:冠雪した大雪山 (9/10)

緑岳/沼めぐりコース閉鎖解除について


 緑岳ガレ場のたすきも見頃です。
 第一花畑は縁のナナカマドが一部紅葉してきましたが、花畑自身の紅葉は来週以降になりそうです。

【高原温泉沼めぐりコースについて】

 8月8日よりヒグマ出没の為、沼めぐりコースを閉鎖しておりましたが、明日9月10日より解除となりました。

*なお、ヒグマの出没状況・天候等、日々の状況に応じ、コース規制がありますのでご注意ください。ヒグマ情報センターにてレクチャーを受けてから入山してください。

写真:緑岳ガレ場より見下ろす(9/9)

銀泉台

9月9日 その2)

桜の花と同じくらいみんなの心を悩ませ、まだかまだかとそわそわさせるもの、それが紅葉でしょうか。
 今年の銀泉台の紅葉は、例年よりやや早め。すでにとりどりのオレンジ色に変身した銀泉台は、陽射しを全身で受け止め、それがいっそう眩しく見えました。今週末はもっと色づきそうです。

写真:銀泉台第一花園(9/9)

大雪山は初雪です

9月9日 その3)


 ついに初雪です。
 今朝7時半頃、愛別岳北側斜面が白くなっているのが麓から見え、お~初雪だ~!と思わず声を上げてしまいました。赤岳山頂に着く頃には、雪は日陰の窪みにわずかに残る程度でしたが、12時10分、稜線はふたたび雪となりました。登山の際はダウン等しっかりとした冬装備を備えてください。

写真:降りしきる雪と紅葉
    (北海岳 9/9)

紅い黒岳


 霧にまかれる。
 それでも粘って、雨粒の隙間から睨むように見た稜線には紅や橙のパッチワークが広がっていました。9合目から山頂部にかけては紅葉も今が見頃です。これからさらに色づきは進むでしょう。ただそれは自然の領域。順調と思ったら急に暖かくなったり、そろそろピークという頃に雪や霜にやられたり。これまで何度もそんな光景を目の当たりにしてきたのですから、疑い深くなるのも仕方がないことかもしれません。
 さて、これから通過するという寒気、これが吉と出るか凶と出るか?

写真:黒岳山頂より望む赤石川より斜面
     9/7