大雪山は初雪です

9月9日 その3)


 ついに初雪です。
 今朝7時半頃、愛別岳北側斜面が白くなっているのが麓から見え、お~初雪だ~!と思わず声を上げてしまいました。赤岳山頂に着く頃には、雪は日陰の窪みにわずかに残る程度でしたが、12時10分、稜線はふたたび雪となりました。登山の際はダウン等しっかりとした冬装備を備えてください。

写真:降りしきる雪と紅葉
    (北海岳 9/9)

紅い黒岳


 霧にまかれる。
 それでも粘って、雨粒の隙間から睨むように見た稜線には紅や橙のパッチワークが広がっていました。9合目から山頂部にかけては紅葉も今が見頃です。これからさらに色づきは進むでしょう。ただそれは自然の領域。順調と思ったら急に暖かくなったり、そろそろピークという頃に雪や霜にやられたり。これまで何度もそんな光景を目の当たりにしてきたのですから、疑い深くなるのも仕方がないことかもしれません。
 さて、これから通過するという寒気、これが吉と出るか凶と出るか?

写真:黒岳山頂より望む赤石川より斜面
     9/7

赤岳第四雪渓

(その2)

今日の赤岳コースの紅葉ポイントは奥の平~第4雪渓までが見頃となっていました。第1花園~第2花園はまだ少し早いようです。

写真:ウラシマツツジ(手前)とウラジロナナカマド 9/4

赤岳第三雪渓

赤岳第三雪渓のナナカマド紅葉が見頃となりました。四日前までは、まだぼんやりとした色づきでしたが、今日のウラジロナナカマドは随分と発色バランスの良い赤色が全体的に広がっていました。
標高2000m周辺は、そろそろ紅葉本番といえそうです。

写真:ウラジロナナカマド紅葉(第三雪渓 9/4)

白雲小屋周辺

(その2)

白雲小屋周辺も現在2割の色づきです。

*注意:ヒグマ出没中です

 この日(8/30)も白雲小屋周辺で親子グマの姿を確認しました。特に白雲分岐から高根ヶ原へ向かうコースを通行する際、見通しの悪い所では笛や鈴などを事前に鳴らし、こちらの存在をヒグマに知らせるようにしてください。

写真:ウラジロナナカマドと白雲小屋
  (後ろは高根ヶ原方面、トムラウシ山 8/30)