ヒガラ

留鳥で「カラ」の仲間では一番小さいです。カラの仲間も中々見分けが難しいですが、この「ヒガラ」は「シジュウカラ」と似ていますが、頭の黒い部分が後頭部で切れて白くなっていることと、冠羽を立てることで識別できます。鳴き声がおもしろく「チーピチュウチーピチュウ」「チーツピンチーツピン」などと繰り返しますが、どうしても「シーチキン」に聞こえてしまいます。人に対する警戒心がないのか、手が届くところまで寄ってきます。まったく驚かされる小鳥です。

写真:ヒガラ 上川町 2/23

きれいな着氷現象

今朝のセンター前の温度計は-16℃・・・。ここ数日、日中の気温がプラスに上がっていますので、この寒暖の差は体には中々キツイものがあります。気温が低いことと、快晴ということも重なり、雪や氷の自然現象を探しに川沿いの低地の山に入ってみました。朝日が上がって間もなく、目の前にキラキラと光る雪氷のようなお花をみつけました。冷却された細かい水滴が木の枝などに付着し、すぐに凍ってできた何とも「もろい」白色の氷・・・。「霧氷」です。手を触れてみると、あっという間に崩れ落ちました。とても寒い朝でしたが、長い時間見とれてしまいました。

写真:霧氷 上川町 2/23

雪の風紋

本日も快晴の層雲峡。センターから眺める峡谷も一段と勇壮に見えます。明日から当面は雪の予報・・・。さてどのくらい降り積もるのでしょうか?写真は、新雪が強風にあおられて形作られる雪の風紋です。風の強い場所では、よくこのような芸術的な光景が見られます。

写真:黒岳七合目付近 2/22

黒岳七合目から

昨日に引き続き、本日も快晴の層雲峡・黒岳。リフトが整備運休のためスノーシューで黒岳七合目まで行ってきました。積雪は昨年と比較すると、ほぼ同じくらいの量でした。(黒岳七合目270㎝)但し、昨年は何と2月の後半(2/26)に層雲峡では雨、気温は最高5℃を記録していますので、単純に比較はできませんが、今年はやはり少ないと言えるのかもしれません。(ちなみに、2009年2月後半で黒岳七合目360㎝の記録です)いつものことながら、これから積雪が増えていく黒岳。入山される方は、装備を万全に安全な山行を御願いします。(快晴の黒岳でしたが、七合目から上は強風でした)

写真:黒岳七合目付近 2/22

樹霜

霧氷・樹氷・粗氷・氷華・樹霜・霜柱・雹(ひょう)・雪結晶・霜結晶・飛沫着氷・飛沫氷柱・・・寒い季節には、上記の呼び名がついた自然現象がさまざまな環境のもとで見ることができます。写真は樹霜。空気中の水蒸気が昇華して樹枝などに付着した樹枝状や針状の結晶・・・いわゆる「霜」です。昇華~固体から気体になること。例えば、「ドライアイス」などは固体から液体にはならず、気体に昇華します。

写真:枝に付着した結晶 上川町 2/17