チゴハヤブサ その2

漢字名は「稚児隼」、その名の通り「ハヤブサ」よりも体が小さいため「お稚児さん」のようなという意味です。昨年も渡って来ましたが、その時は「トンボ」を多く捕食していました。空からトンボの羽が落ちてくるため、何度か観察していましたが、空中で羽だけを落としているようです。間もなく繁殖期に入りますが、期間中はどの野鳥も神経質になります。鳴き声も普段よりはかなり強めになります。強く鳴く場合は巣から離れましょう!特に、抱卵初期は注意が必要です。抱卵を放棄してしまう可能性もあります。遠くから静かに観察しましょう。

写真:チゴハヤブサ 上川町 5/20

チゴハヤブサ

 夏鳥で、ハトより大きめです。翼が長く、木の上に止まっているときなどは翼の先が尾の先を越えるぐらいです。主に昆虫類や小鳥を狙って、高い木の上でじっとしています。この日も、小鳥が狙われていました。はばたきがとても早く、この速さでは小鳥たちはかなわないでしょう・・・。高い木の上にある「カラス」の古巣を利用して繁殖し、自分では巣は作りません。毎年同じ林や巣を続けて使うことが多いようです。

写真:チゴハヤブサ 上川町 5/20

二輪草

林の中を散策中、歌でお馴染みの「二輪草」を見つけました。主に温潤な山地の林床や周辺部に生育します。特徴は、多くは1本の茎から2輪ずつ花茎が伸びていて、和名の由来にもなっています。根茎で増えるため群落を作ることが多いです。葉は有毒である「トリカブト」に似ていますので注意が必要です。

写真:二輪草 上川町 5/19

今だけですが・・・

層雲峡にある散策道の中に「紅葉谷」という場所があります。その入り口に向かう近辺に今時期のみ出現する滝があります。名前は「つくも滝」。雪解けも重なってとても豪快で勇壮です。実は、本日出現しました。長さも相当距離ありますが、目視で100m以上です。さて、いつまでお目にかかれるでしょうか???

写真:つくも滝 層雲峡 5/21

センダイムシクイ

 夏鳥で、スズメよりも小さいです。木の葉の繁った中に生息しているため、繁ってしまうと中々見られません。但し、最近は市街地まで下りてきているようで、至る所でその特徴ある声で鳴いています。鳴き声は「チョチョビ-」と憶えやすく高い声です。「焼酎一杯グィ-」などと聞きなされていますが、最近ようやくそのように聞こえるようになってきました。(慣れというものは本当に怖いです)

写真:センダイムシクイ 層雲峡 5/19