中にはクルミの殻が

最近になってから、北海道の札幌近郊では「ヒグマ」の出没が相次いでいます。勿論、ここ大雪・層雲峡でも普通に生息していますが、連日の札幌近郊での出没に我々も驚いています。個体数が増加しているのか、若しくは餌となる木の実などの不足が原因で山から下りてくるのか・・・?今年の層雲峡近辺の山麓でも、確かにドングリなどの木の実の生りが大変に悪いです。写真はヒグマの「糞」ですが、中には「クルミ」の殻がたくさん混じっていました。そして、その周りには採食したクルミの殻が散乱していました。(食べている時の音を想像してしまいました)糞は時間とともに変色していきますが、黒ずんだものは数時間から数日経過、排泄して間もないものは、食した物の色が「あせない」ままになっているため、周辺にいる可能性もあります。糞の状態だけをみても色々とわかることもあります。いずれにしても、遭わないことが一番なのですが・・・。当然、ヒグマも「クルミ」は食べますが、ここまで「食い散らかした」殻を見るのは初めてでした。この周辺は「エゾリス」のクルミの餌場でもあったのですが・・・。

写真:ヒグマの糞 11/9

ブルッ

久しぶりの更新となりました。言い訳ではないのですが・・・さぼっていたわけでもなく、病気なわけでもありません。たくさんの方から「更新がないのですけど・・・」と、大変うれしいお言葉をいただきました。また頑張って、皆様が自然に対して興味が持てるような題材を提供していきたいと思っております。さてさて、昨日からここ層雲峡では雪模様となりました。8日は最高気温が1℃までしか上がらず、まだ体が対応しきれていません。道路は全て融けていますが、日陰では「ツルツル」のところもありました。久しぶりに帰りの下り道で「コサックダンス」を踊ってしまいました。皆さんもくれぐれも気を付けて下さい。

写真:センター前の草地が一面雪に覆われました 11/9

ドキッ

久しぶりに「層雲峡園地」に行ってきました。散策路にはびっしりと落葉が敷き詰められており、すでに雪は降ったものの晩秋を感じる風景でした。気を良くして歩いていると、大きな音が「ガサガサ」・・・。一瞬身構えましたが、犯人は「エゾリス」でした。静かな園地の中では、わずかな音でもびっくりです・・・。正体が分かったところで前へ進み、ふと頭上に目をやると、今度は写真の「エゾリス」が「ジーッ」と・・・。2回ともエゾリスに驚かされました。でも、クルミは豊富にあるようで、ここにいるエゾリスは何とか冬を越せそうです。(今年は、ドングリやクルミ等々が不作です)

写真:エゾリス 層雲峡園地にて 10/20

山は雪です

久しぶりに快晴の黒岳です。ホームページにも「定点観測」という枠を設けて、黒岳や赤岳・緑岳等々を載せていますが、前回の観測は9/25でした。約1ヶ月後の定点観測になりましたが、それほど不安定な天候が続いていたということになります。写真ではわかりずらいですが、登山道は全て雪です。特に、九合目から上部はかなりの降雪です。完全な「冬山装備」が必要ですが、さすがに、この時期に「一般登山」は難しいものがありますが、冬山を熟知された方でもこの時期は相当のリスクがあります。センターにも問い合わせがありますが、装備を万全に余裕を持った山行計画で安全第一で御願いします。

写真:黒岳五合目展望台から 10/20

最低気温更新

本日、センター前の温度計で、最低気温-5℃をさしていました。(午前7時)これからはまだまだ気温が下がっていきますが、本日の気温は最低気温の更新です。空気も澄み渡り、久しぶりに快晴の層雲峡です。

写真:上川町とニセイカウシュッペ 江差牛山より 10/20