層雲峡峡谷の紅葉

10月に入り、3日連続での降雪となった層雲峡ですが、特に2日夜半から3日にかけては温泉街一帯も雪景色となりました。色が付き始めていた矢先に降雪があったため、その後の紅葉にどのような影響が出るか、大変に心配なところでしたが・・・。さすがに色の付いていた峡谷上部は、やや茶色が混じった感がありますが、他は日に日に色が増してきているようです。紅葉復活!と言いたいところですが、この後はまた雨の予報となっています・・・。(雪に変わらなければよいのですが)今年の紅葉は、お天気に大部分左右される年となりそうです。

写真:層雲峡峡谷 10/5

熊もびっくり!

10月1日~3日にかけて、大雪一帯や層雲峡近辺でも降雪がありました。あまりの雪の早さに驚いて、冬眠前の旺盛な食欲を満たすべく歩き回っていたのかは定かではありませんが、さぞヒグマも驚いたことでしょう。ヒグマが雪ごもりに入る時季は、早いものでは11月下旬頃から、冬至を迎える12月下旬頃までには、ほとんどのヒグマが冬ごもりに入ります。(ここ数年の不安定な天候の影響で、2月にその姿を目撃した例もありますが・・・)これからは、「キノコ採り」等々のシーズンです。散策の際は、鳴り物をお持ちください。

写真:ヒグマの足跡 10/3

層雲峡初雪

本日早朝、層雲峡に初雪が降りました。峡谷の上部は、昨日夜半からのものも含めて雪が被りました。すぐさま強い雨が降り続けたため、この雪は全て消えてしまいましたが、夕方から明日早朝にかけて雪の予報となっています。本日現在、層雲峡近辺は雪の影響はさほど受けませんでしたので、紅葉は今後さらに色づいてくると思われますが、今晩からの天候が心配なところです。尚、昨年の温泉街の初雪は18日でしたので、半月も早い降雪となりました。また、大雪山一帯も雪に覆われました。登山を予定されている方につきましては、冬山装備が必要なことと、登山道は雪が被り滑りやすくなっています。装備を万全に安全な山行を御願いします。

写真:峡谷上部に雪が被る 10/2

ビジター講座:浮島湿原

本日、ビジターセンター観察講座「湿原トレッキング・浮島湿原」が行われました。この湿原は、標高870mの台地上に形成された、周囲3km、面積22haの山地高層湿原で、大小70個余りの池塘があります。湿原名の由来でもある浮島は、大人3~4人が乗っても沈まないような大きなものもあり、その成り立ちは沼の中に張り出していた土手が「ちぎられた」ものや湖底の泥炭層が浮き上がったもの、中島だったものの根元が次第に細くなり分離して浮島になったものなどが沼に浮遊して混在しています。資料として、前日に撮影した写真を元に説明を開始すると、何と島の位置がまったく違っていました。(元の場所は写真に赤く入れてあるものです)雪の舞い散る寒い日でしたが、参加された皆さんは納得の表情を浮かべつつ、無事に終了致しました。四季を通してさまざまな姿を見せてくれる「浮島湿原」。是非皆さんも一度行かれることをオススメします。* 駐車場から湿原入り口~約30分 湿原一周~約1時間 往復約5kのコースです。

写真:浮島湿原 10/2

三国峠の紅黄葉

三国峠周辺の紅黄葉は、ここ数日の冷え込みで随分と色づきナナカマドは見頃となっていました。しかし、全体の黄葉を占めるダケカンバは見頃手前といった状態で、深い色合いにはまだ数日かかると思われます。きれいな紅黄葉の為、今後の冷え込みにも期待したいところですが、日中の峠では時折みぞれ交じりの雨が降っていた事から、天候と路面状態を確認の上、紅葉見物を楽しんでください。

写真:標高1100m周辺の黄葉 10/1