層雲峡周辺の湿地では、春の訪れを告げるミズバショウが咲き始めました。
白い花びらのように見える部分は、仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる葉で、その中央にある円柱状の部分が本来の花です。
冬眠から覚めたヒグマは、体内の老廃物を排出するため、ミズバショウを食べることがあると言われています。これは冬ごもり前に腸と肛門の間にためた『止め糞』を排出するためにも摂取すると考えられています。
これから層雲峡では春の花が次々と咲き始め、豊かな自然の息吹が広がっていきます。開花の様子を随時お伝えできればと思います。
層雲峡清川周辺で撮影