ニセイカウシペ

ニセイカウシペ山もだいぶ雪解けが進んできました。林道は問題なく走行可能です。登山道は、見晴台から大槍のトラバース斜面へ向かう途中に二カ所雪渓が残っています。慎重に通過してください。大槍付近では、エゾノハクサンイチゲやチングルマが咲いてきています。

写真:ニセイカウシペ山 6/27

仔ギツネ参上

センター裏に仔ギツネが来ました。まだまだ小さな体ですが、母親から離れて何やら餌探しです。怖いもの知らずのようで、最初の内は近くまで寄ってきていましたが、そこは野生のキツネ・・・。物音をたてると、一目散に逃げていきました。母親の姿がまったく見えませんでしたが、無事にねぐらに帰ってくれるとよいのですが。

写真:仔ギツネ 6/27

太陽柱

日没の7時頃、太陽柱が現れました。大気光学現象の一種のようですが、実に美しい光景でした。珍しい現象ですが、太陽柱は大気や雲の中の氷の結晶に、日の出や日没時の高度の低い太陽の光が反射し、柱のように伸びる現象です。

写真:太陽柱(サンピラー) 上川町 6/26

ルリビタキ

黒岳登山のお楽しみの一つ、野鳥観察・・・。ノゴマやギンザンマシコに目がいってしまいそうですが、まだまだたくさんの野鳥がいます。ホシガラスやカヤクグリ、ビンズイにカッコウ等々・・・。そして、写真の「ルリビタキ」。スズメと同程度の大きさで、主に山地の針葉樹林・ダケカンバ林・ハイマツ帯に生息する夏鳥です。高山植物観賞も登山の魅力ですが、たくさんの野鳥が生息する黒岳。野鳥観察もオススメです。

写真:ルリビタキ 黒岳 6/25

雲の平

雲の平からお鉢平展望台前までは消雪しています。但し、雪解けの場所の一部は写真の通り水の中を歩くところもあります。近日中には水ははけてなくなると思われますが、登山道以外の場所は歩かないようお願いします。お花の状況は、雪解け間もないということもありこれからといったところです。但し、場所によっては「エゾツガザクラ」や「キバナシャクナゲ」が群落を形成しつつあります。お鉢平展望台前には約50m程度の雪渓(急斜面ではありません)、北鎮岳分岐下には約200m程度の雪渓があります。特に、北鎮岳分岐下の雪渓は天候状態によっては雪面が凍りつく場合もあります。装備を万全に安全な山行をお願いします。

写真:雲の平 6/25