マネキ岩

写真:9月6日のマネキ岩です。周辺の色づき具合はまだこのくらい。山頂直下の草紅葉(アザミの黄色・ハイオトギリの赤橙色・タカネトウウチソウの茶橙・赤紫色・ナガバキタアザミの茶橙・紫緑色・ミヤマアキノキリンソウの赤紫緑色・ミヤマセンキュウの黄色・ウコンウツギの黄緑色など)、色んな植物の色変わりバラバラとが増えてきましたが、まだこれからもっと変わるかな。下るにつれてまだ色が抜けた程度の黄緑色が全体に広がっています。

銀泉台

この日は気温も高め?日差しがあると登り汗ばむくらいで、稜線では涼しげな風ですが寒くはなくフリースの出番はありませんでした。
銀泉台の斜面、全体に緑色の色が抜けてきて「これからいよいよ色づき始めます」と言うところでしょうか?緑色の葉の上に、刷毛でうっすらと橙色を乗せたような部分的なくすんだ色づきが、全体に広がり始めていました。
最近では銀泉台の紅葉のピークも第三雪渓と同じ「10日~15日」と言っていましたが、そういえば昔は「15日~20日」だったことを指摘されて思い出しました。今年の見頃は?今のところ15日前後かな???(今後の冷え込みによりまた修正させていただきます、スミマセン)

緑岳

この日は高原温泉でもひんやりと寒いくらい冷え込み、いよいよ秋の訪れが感じられましたが、まだ樹林帯や花畑は緑色にもそう大きな変化は見られませんでした。
第一花畑も第二花畑もチングルマの綿毛群落が広がって見応えがありますが、まだ葉の色づきはほとんどありません。チングルマの綿毛群落の中にパラパラとミヤマアキノキリンソウ・ハクサンボウフウ・シラネニンジンの花あり。ミヤマリンドウは花つぼんでいて、もう開かずに種になっていくような感じ。第一花畑奥の雪渓は登山道から無くなり、周辺チングルマ・アオノツガザクラ・エゾコザクラ・ミヤマキンバイ・小さなハクサンボウフウなど、春の雰囲気。
第二花畑上の方ではアオノツガザクラ群落がほとんど花落ち、種子になりかけ。でも種群落も結構見応えがある!(笑)。崖手前雪どけの遅かったところで、ウサギギク・トカチフウロ・ダイセツトリカブト・ウメバチソウなどがまだ咲いていました。
写真:ガレ場より緑岳タスキ遠望。ウラジロナナカマドにうっすらとした橙(茶)色の色づきがわかるでしょうか?

ウラシマツツジ

稜線ガスが かかったり晴れたり。日差しを浴びると暖かくも感じるけれど、風は強めでじっとしていると寒くなるほど。
山の上のウラジロナナカマド、色が抜けてきた印象。ハイマツの緑との濃淡が現れ始めました。黒岳のウラシマツツジ、まだ鮮やかな赤色は少ないけれど、緑色と赤色が混じりながら全体に色づきが広がってきた感じ。タイセツイワスゲが黄茶色がかり、エゾツツジの橙茶色やイワブクロの紫赤色・橙茶色も増えてきて、草紅葉始まったなぁと言う感じ。
お鉢平を一周してみるとまだ黄緑色の風景もあり、今日はまだ秋ではないけれど、秋はもうそこまで近づいていてきっと突然やって来そうな気配です。
写真:お鉢平展望台上より黒岳。

第三雪渓

雪解けの遅かったせいでしょうか。8月末というのに赤岳山頂まで第二花園の春の花以外でも、登山道沿いにパラパラと、ずっと花がある感じ(群落などあまり印象深い風景ではありませんが)。
まだまだ秋の紅葉と言う感じではありませんが、稜線ここ数日で微妙に変化してきたかもしれません。ヒメイワタデの鮮やかな赤橙色がポツポツあり、スゲも黄茶色がかって、全体に色も抜けてきた印象。ウラシマツツジの色づきもまだ鮮やかな赤色ではありませんが、全体に広がりつつあるという感じです。
写真:赤岳・第三雪渓(8月29日)