敢え無く

 地面からジャンプして雪壁を跳び越そうと思ったけれど敢え無く撃沈したテンの爪痕。
 高さ1メートルの垂直な雪壁に健闘虚しく敗れる!

シュカブラ

 もさもさと、昨日からの雪は今日も続いています。
天気の良かった一昨日、不思議な雪のカタチがありました。
浮き上がったようなコレ、じつは、キツネの足跡です。
 (でき方)その1.キツネが歩く
      その2.その後強い風が吹く
 すると、軟らかい雪は風に飛ばされ、キツネに踏み締められ硬くなった雪の部分が残って浮き上がる、というわけです。
 写真では風は左から吹いています。
 風が造る雪の形をシュカブラ(風紋)といいます。ノルウェー語で「海の波」という意味だそうです。
 
 以上、「立体的・飛び出す足跡」のでき方でした。

立春

 昨日は節分。節分といえば2月3日の豆まきの日。
と思っていたらじつは年に4回あったのです。もともとは、立春、立夏、立秋、立冬の前日をいっていたのが室町時代頃から立春前日の節分のみが重んじられるようになったのだとか。
 そして季節を分けて、今日は立春です。寒さは2月が本番。けれど陽は随分長くなりました。ちょっと寒さが緩んだすきに林道脇のエゾニワトコの冬芽が緑色になっていました。
 撮影は石狩川の雪帽子。

とげのある樹

 見るからに痛そうな全身トゲトゲの樹。
「ハリギリ」(ウコギ科)という樹です。樹が若いうちは幹にもトゲがついています。年をとると人も丸くなるように、樹齢を重ねると幹のトゲは目立たなくなります。
 ところで枝に脇から出ている小さな冬芽、何かに似ていませんか。うろこっぽい肌と爪のような芽。そう。鳥の足がはえているみたいです。
 同じウコギ科の仲間に「タカノツメ」という樹がありますが、やっぱり芽の形が鷹の爪みたいだからこの名がつきました。(トゲはナシ)
 気付かず触ると痛いトゲがプツリ。
 この樹、凶暴につき・注意。

記憶力のもんだい

 今朝、車の中から一枚パシャッ。
周りに同化した保護色のエゾリス、どこにいるかわかりますか?(ピンボケですいません。)
車の騒音も我関せず。器用にクルミを持ってガジガジかじっていました。この季節、こんなごちそうを食べられるのも、秋の間においしいクルミやドングリをせっせと埋めておいたから。大切な冬の糧、どこに隠したかちゃんとわかるのは、記憶力や臭覚のもんだい。かしこいですね。けれど食べ残した(または食べ忘れた)種もたくさんあります。それは春に芽吹いていて新しい森に。子孫繁栄のためやっぱりわざと残しておいた?