晩秋のケキョ

 晴れの日、雨の日、風の日と毎日めまぐるしく天気は変わり、その間に樹々はすっかり木の葉しぐれ。そこかしこに有機の栄養をばらまいています。冬もすぐそこという森から、ケキョケキョケキョ・・とウグイスのぐぜるような鳴き声が聞こえてきました。ウグイスは夏鳥。春に南からやって来て、秋になるとまた南へ戻って行きます。逆に秋に北からやって来る冬鳥もいます。秋は行く鳥来る鳥、入れ替わりの季節。ですが最近は、暖冬の影響で、南へ渡らずに一部越冬する夏鳥もいるようです。行くか残るかウグイス会議。

 写真:雪虫/町にもたくさん飛ぶようになりました。

冬仕様

 「クワ~ン・・クワ~ン・・」まだ夜も明けきらない寒空に、一番鳥に代わってこだまするキツネの鳴き声。このキツネ、夏頃から上川町内での姿や痕跡が頻繁になり、先日はとうとう飼われていた鵜骨鶏が狙われるという事件が勃発。おかげで愛犬N氏、S氏は野生のニオイに鼻息フガフガ、町の見回りに精を出す毎日。
 さて、黒岳ペアリフトは、夏リフトから冬のスキーリフトへの切り替え工事が始まりました。本日16日より11月9日の期間中は、切り替えの為運休となります。ところで、夏と冬では何がどう違うのか?というと、リフトの高さが変わります。冬は積雪で地表が高くなるので、リフトもそのぶん高くしないと埋もれてしまうので。そして黒岳スキー場は11月10日オープン予定です。もうスキーの話!

 写真:キタキツネの足跡(リフト線下にて10/14)
 
 *ロープウェイの時間が今日から変わりました。
 (上り始発)7:00/(上り最終便)16:10/(下り最終便)16:30

霜の花

 今朝の層雲峡の最低気温はマイナス5℃。しんしんと真っ白な霜だたみが降りました。冷たい便りが次から次へと。アザミの花も氷に閉じ込められてしまいました。

層雲峡、初雪です

 雪のにおいがすると思っていたら、層雲峡にもとうとう雪が降りました。冷雨に混じっての雪。ひとしきりですが、初雪です。ビジターセンターのすぐ上の谷間まで小麦粉をかぶったように白くなりました。儚い初雪、今日はすぐにとけてしまいましたが、またすぐに雪はやって来そうです。
 ところで・話は遡り、先日11日層雲峡は激しい雷雨に。雷鳴は窓を揺らし雷光は花火の如く。とりわけ近くに落ちて「今のは凄かったねぇ~」。実はこの時、インターネット回線がショートしたとは露知らず。突然、アクセス出来なくなりナゼダナゼダナゼダ??故障修理依頼の結果、落雷と診断。本日ぶじ復旧の一幕。

 写真:層雲峡温泉街(14:00撮影)

ササクレヒトヨタケ

 今日はきのこです。道の端っこに、背丈12cmほどの卵型をした白い綺麗なきのこがありました。「ササクレヒトヨタケ」といいます。成長してカサが開くと、すぐに縁から黒いインク状になって溶けてしまいます。一夜にして溶けてしまうのでヒトヨタケ(一夜茸)。表面がささくれているから「ササクレ」。
 ところでキノコは植物?いえいえキノコは植物ではありません。もちろん動物でもありません。キノコは菌類(菌界)に分類される第三の生物。生態系の生物は「生産者」「消費者」「還元者」に分かれますが、あてはめれば「植物」「動物」「菌類」ということに。そして、この三者のバランスあって、有限な物質を無限に活用するという生命のサイクルはつづいていきます。

 写真:ササクレヒトヨタケ