パノラマ台へ

 今日は大雪山日和。貴重なお天気なのでパノラマ台まで観察会の下見に行きました。スノーシューをザックにくくり付け、デジカメ充電完了。空ではクマゲラもクルルルルと鳴いて途中までは順調、だったのですが。好天に思いのほか解け始めた雪がスノーシューにまとわり付き、持ち上げる一歩の重いこと!斜面の上から最初は警戒されていたシカにも、敵方のカメのような歩みに危険度は薄いと判断される有様。やっと辿り着いた頃には、すでに太陽は黒岳の背中にまわって、温泉街も大雪山も逆光の中。あ~読みが甘かった!
 
 1月から冬の観察会が始まります。日程等はHPトップ画面より「ビジターセンター講座案内」で紹介しております。ご参加お待ちしております。

 写真:エゾシカ警戒中
   (どこにいるかわかりますか?)

 穴発見。
 親指くらいの小さな穴です。
 その親指くらいの小さな穴に、小指の先くらいの小さな足跡が続いています。紐を引きずったような跡もあります。
 誰の穴?
 簡単。野ネズミの穴。
 引きずったのは紐じゃなくて長いしっぽ。
 だからこれは野ネズミの穴。

クリスマスパーティー

 今日は層雲峡の子供たちのクリスマスパーティー。午前中はビジターセンターに集まって、みんなで消しゴムはんこ作りに挑戦。一年生は雪の結晶をモチーフにしたクリスマスオーナメントを作ってみました。消しゴムはんこは、ヒグマ、エゾシカ、キツネ、テンなど身近な動物の足跡と、ナキウサギやウスバキチョウなど大雪山のいきものを題材に彫りました。完成した足型はんこをスタンプして、それぞれの動物の指の数や形の違いも一緒に勉強。大雪山にはいませんが(北海道にもいませんけど)、来年の干支ということで特別にイノシシも作ってみました。作り始めると、肩が凝るほどつい熱中してしまう消しゴムはんこ。今年はいい年賀状が出来そうです。

 写真:ひと足早くジングルベルです

朝焼け

 ニセイカウシュッペの輪郭をはっきりと浮き上がらせ、天上にはピンク色の朝焼けが広がりました。
 今日のはじまりです。

 写真:ニセイカウシュッペ(6:38)

時間

 氷点下16℃まで冷え込んだ昨日、窓一面に霜の結晶が付いていました。近付いて見ると、雪の結晶にとてもよく似ています。地面に降りる霜とでき方は同じで、空気中の水蒸気が窓に凍りついたものですが、もっと気温が下がったときに見られます。霜が樹の枝に付いたものは「樹霜」といって、そんな日の朝は、森全体がガラス細工のようにきらきら輝きます。
 冬はつらいだけではありません。外に出るのもためらうような寒い日は、しゅんしゅんとヤカンを乗せたストーブの傍でぼ~っと雪を眺めています。そのときばかりは時間もゆっくり流れていく感じがするのです。
 
 写真:窓の霜(室内から撮影)