モモンガとケヤマハンノキ

 
 水に挿しておいたケヤマハンノキの花が咲きました。
 雄花が重そうにぶら~んと垂れ下がって、
 黄色い花粉がのぞいています。
 じつはモモンガが落としていったハンノキです。
 かじって食べたその残りです。
 花が咲いて、今日は何となくうれしい気分です。

 
 写真:エゾモモンガ(4/9)

北へ

 今朝、クキックキッと凍みた雪の上を横切って江差牛山へ行くと、梢の天辺からホオジロのさえずりが聞こえてきました。おとといは、融雪材の撒かれた田んぼの上で早くもヒバリがビュルビュルビービー鳴いていてびっくりしました。
 ホオジロやヒバリは、秋になると南の越冬地に渡り冬を過ごしますが、春になるとまた北へ戻ってきて繁殖をします。今はまだ夏鳥の先発部隊がやってきたばかりですが、4月末ごろになると森や公園は野鳥のさえずり声でいっぱいになります。
 冬の間、ナナカマドの実をついばんでいたキレンジャクやアトリももうそろそろ北へ帰って行きます。黒岳にはギンザンマシコが戻ってきて、ときどきつかえながらさえずりの練習を始めていました。

 写真:フデリンドウ(筆竜胆・4/7)

ユキノサクラ

 

 
 黒岳に桜のような雪が降りました。
 
 
 写真:黒岳5合目
   (積雪量240cm・4/4現在)

スノーロールコレクション

 前作「バームクーヘン」(2/23掲載・バームクーヘンできました)に続き、なかなかの大物です。
 「一点から始まっている軌跡が潔く、スノーロール全体に力強さがある」と講評を得て今回堂々のエントリー!
(審査員・チビター新聞編集部)

 写真:雪まくり(3/30)

初雨

 さらさらと、層雲峡に初雨が降りました。陽当たりの良い斜面にはフキノトウが顔を出しています。
 3月の終わりに最初の雨が降ると、地面に伝わる雨のにおいにヒグマが目を覚まし、穴から出てくるんだよと、以前猟師の方が教えてくれました。この雨が運ぶ湿った土とフキノトウのにおいもヒグマの穴に届いたでしょうか。
 ところでオスとメスでは目覚めに時間差があり、若いオスなどは概ね早々と出てきますが、出産したメスでは4月末から5月上旬頃になります。5月下旬から7月上旬にかけて始まる交尾期に備え、オスは体力をつけてメスを待つのでしょう。それからフキノトウも、雪解けあとに最初に見かけるのは雄株が多い感じがします。(フキノトウには雄株と雌株の2種類あります!)
 じつはオスが先に出てメスを待つのは生物全般において多いようです。もちろんそうでない場合もありますが。
 そう春眠暁もホドホドで。

 写真:フキノトウ雄株(3/25)

【山情報写真展北見市開催のご案内】
 
 明日3月28日より「NHK北見放送局ぎゃらりー」にて山情報写真展を開催いたします。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

 場所/北見市北斗町2-3-24
    NHKぎゃらりー
 日程/3月28日(水)~4月3日(火)
    午前9:30~午後4:30