ルリビタキ

 空が薄紫色に白み始め、今日で5日連続の氷点下の朝になりました。雪のように真っ白な霜も、太陽の光が届くとゆっくりと緩んで露の玉に。鳥の声も賑やかになってきます。シジュウカラやハシブトガラに混ざって、尾だけ青いルリビタキが何羽かパタパタ飛び回っていました。まだ雪の残る春、大雪山でよく「ルリビタキダヨ・ルリビタキダヨ・・」とさえずる姿を見かけましたが、渡りの時期には平地にやって来ます。尾だけ青いのは、メスか幼鳥のオス。瑠璃色の羽になるまでは2年かかるそうです(オスのみ)。名残惜しく、ルリビタキは他の小鳥よりひと足遅れて南へ渡っていきます。つぎは瑠璃色の羽になって戻ってきてくれることを願いつつ、また来春、山の上で。

 (写真:コケにも霜が)

雪だるまマーク

 「朝のうちは旭川でも雪になるかもしれません」雪だるまマークの天気予報。上川公園のベンチの上にはあられの粒がぱらりと落ちていました。重い空の下では、ヒヨドリの引きつったような甲高い鳴き声がいっそう寒く、ブルッと身ぶるい。 
 今朝8:00黒岳5合目の積雪は5~10cm。遊歩道沿いのヤマハハコはカサカサのドライフラワーになり、エゾオヤマリンドウも雪の帽子をかぶっていました。

 写真:ヤマハハコ(10/22撮影)

晩秋のケキョ

 晴れの日、雨の日、風の日と毎日めまぐるしく天気は変わり、その間に樹々はすっかり木の葉しぐれ。そこかしこに有機の栄養をばらまいています。冬もすぐそこという森から、ケキョケキョケキョ・・とウグイスのぐぜるような鳴き声が聞こえてきました。ウグイスは夏鳥。春に南からやって来て、秋になるとまた南へ戻って行きます。逆に秋に北からやって来る冬鳥もいます。秋は行く鳥来る鳥、入れ替わりの季節。ですが最近は、暖冬の影響で、南へ渡らずに一部越冬する夏鳥もいるようです。行くか残るかウグイス会議。

 写真:雪虫/町にもたくさん飛ぶようになりました。

冬仕様

 「クワ~ン・・クワ~ン・・」まだ夜も明けきらない寒空に、一番鳥に代わってこだまするキツネの鳴き声。このキツネ、夏頃から上川町内での姿や痕跡が頻繁になり、先日はとうとう飼われていた鵜骨鶏が狙われるという事件が勃発。おかげで愛犬N氏、S氏は野生のニオイに鼻息フガフガ、町の見回りに精を出す毎日。
 さて、黒岳ペアリフトは、夏リフトから冬のスキーリフトへの切り替え工事が始まりました。本日16日より11月9日の期間中は、切り替えの為運休となります。ところで、夏と冬では何がどう違うのか?というと、リフトの高さが変わります。冬は積雪で地表が高くなるので、リフトもそのぶん高くしないと埋もれてしまうので。そして黒岳スキー場は11月10日オープン予定です。もうスキーの話!

 写真:キタキツネの足跡(リフト線下にて10/14)
 
 *ロープウェイの時間が今日から変わりました。
 (上り始発)7:00/(上り最終便)16:10/(下り最終便)16:30

霜の花

 今朝の層雲峡の最低気温はマイナス5℃。しんしんと真っ白な霜だたみが降りました。冷たい便りが次から次へと。アザミの花も氷に閉じ込められてしまいました。