きいろきいろ

 連休3日めにして晴れとはいかないまでも雨からは開放。待ちかねたように、黒岳には大勢の登山者が訪れ紅葉を満喫されていたようですが、雨の後の登山道はぬかるんで滑りやすく少々悪戦苦闘も。
 黒岳の紅葉前線は7合目まで下りて来ました。なんと言っても9合目から見下ろす風景がオススメです。マネキ岩の上は少し葉が散ってきましたが、7合目まで一気に伸びるナナカマドの谷筋はオレンジ色。ダケカンバもすこしずつ黄葉してきています。今日はさらに黄色が増したウコンウツギ。登山者を乗せたリフトが彼方に小さく。

 写真:黒岳9合目マネキ岩(9/17)

連休初日は

 層雲峡は朝からしとしと雨が降り続いています。もちろん山も冷たい雨。黒岳山頂の気温は午前9時で6℃でした。ポン黒岳から望む北海岳、北鎮岳方面の紅葉はほぼピーク。この3連休辺りで折り返しとなりそうです。山頂部は、これからは風雨ごとにハラハラと散る葉も。
 9合目マネキ岩周辺が見頃です。雨の中、見下ろす谷間がウコンウツギの柔らかな黄色で染まっていました。ナナカマドの紅葉は現在黒岳8合目周辺まで下りてきています。

 写真:ポン黒岳よりお鉢平方面を望む
     (9/15)

当麻岳より大展望

 この雄大な山々の姿を小さなレンズの中に収めることなど到底無理だと思いました。それでいてどこかミニチュア模型を上から眺めているような感覚でもあり。
 朝方かかっていた雲も正午前には取れ、午後はやっと青空が広がりました。遮るものがないとこんなにも広いものだと実感。写真は当麻岳付近から見た旭岳、裾合平方面の様子です。全体にオレンジ色が広がっていますが、まだ色付いていない部分も多いようです。そして昨日の強い風のせいか、よく見ると葉が落ちて枝が覗いているナナカマドも。もう少し色付くはずですが、濃く鮮やかな色になるかはちょっと疑問。現状では難しいかもしれません。沼ノ平も紅葉の風景にはなっていますが、まだ色付いていないものも多く、全部一緒に赤くとはいかないかも・・。
 
 *現在、沼ノ平分岐~大池と当麻乗越~裾合分岐の間で登山道整備の工事が行われています。皆様のご理解とご協力のほどをよろしくお願いいたします。

 写真:当麻岳より旭岳、裾合平方面を望む(9/14)
     写真右の一番高いピークが旭岳。
     裾合平のチングルマが紅葉しているのが見えます。

銀泉台線マイカー規制始まる

 秋晴れの空はいったい何処へ隠れたもうか。
 今日も山頂稜線はガスの中。気まぐれに明るくなったかと思うとすぐにまた霧雲が周囲を閉ざしてしまう。先日の台風以来、身に沁みるような冷え込みがありません。白雲小屋の最低気温もここ何日間かは5~7℃で推移。この時期にしては高い気温です。美しい紅葉にはそれなりの冷え込みが必要。これからの紅葉の色はどうなるか?目下気になるところです。
 さていよいよ本日午後7時より道々銀泉台線の紅葉期マイカー規制が始まります。今年度は13日午後7時以降24日午後4時30分までの24時間規制となります。期間中は混雑が予想されますが、皆様のご協力のほどをよろしくお願いいたします。
 
 写真:第一花園より見下ろす(9/13)
   (写真右上の小さく開けた場所が登山口駐車場)

緑岳は

2007年9月13日 (その2)

 気温が高めとはいえさすがに9月。雨がいつ霙になっても、そして雪になってもおかしくはありません。今日稜線は風が強く、白雲岳分岐辺りからは冷たい雨混じりになりました。たとえ晴れていてもしっかりとした防寒装備が必要です。
 
 やっぱり緑岳もガレ場中腹までどんより雲。白い景色の先に見当を付けてしばらく待っていると、スッと雲が流れ、一瞬にして裾野に伸びる薄紅が眼下に。

 写真:緑岳ガレ場より見下ろす(9/13)
   ガレ場谷筋ナナカマドは5~6割くらい。
   花畑は3割程度の色付きです。