山のスケジュール

 先ほど赤岳の巡視活動から戻ってきたパークボランティアの方の顔がなんと赤く日焼けしている!層雲峡は一日中どんより曇空だったのに~?!初めは銀泉台も霧で隠れていたそうですが、コマクサ平まで登ると上空には青空が広がりお日様も顔を出していたとか。どうやら今日は上下逆転の空模様。
 さて、紅葉シーズンたけなわですが、山の秋は短く、気付けば小屋閉めの日が近付いてきました。今後の山のスケジュールは下記のとおりです。

 【黒岳石室】有人管理9月24日迄(24日まで宿泊受付可)。25日以降は無人の避難小屋になります。
 【石室トイレ】10月2日~冬期閉鎖(1日迄使用可)
 【白雲小屋】9月30日管理人下山。以降は無人の避難小屋になります。
 【道々銀泉台線】10月11日午前11時~冬期閉鎖(*ただし当日前でも降雪があり次第閉鎖となりますので事前にお問合せ下さい)
 【町道高原温泉線】10月11日17時~冬期閉鎖

 写真:パノラマ台より黒岳を望む(9/19)
  紅葉前線の境目が見えます。現在7合目を降下中!
  ダケカンバも黄色く。

白雲小屋へ

 昨日は赤岳第4雪渓下で薄氷が張り、登山道の陰には霜柱も立っていたそうです。今朝の層雲峡の最低気温は6℃。ということは山頂は1℃くらいまで下がったかも・・と、霜柱や氷のかけらを期待するもすでに痕跡はどこにもナシ。聞けば以外にも白雲小屋の最低気温は4.5度。層雲峡と大して変わらないのでした。けれどテント場の温度計は0度まで下がったことを示し、朝はちゃんと小さな霜柱が立っていたそうです。
 銀泉台第一花園の紅葉はもうピークのようです。これからはダケカンバの黄葉が進み斜面には黄色が加わっていきますが、最初に色付いていたナナカマドは一部葉を落とし始め、よく見れば斜面に隙間が。それでもさすが銀泉台は圧倒的です。オレンジ色の大斜面が車窓に迫ると、それはもうバスの中は歓声と拍手でいっぱい!
 
 *第一花園より上部はピークを折り返し、落葉が目立つようになりました。

 *白雲小屋からお知らせ
 9月30日に管理人下山予定。以降無人の避難小屋です。現在水場は取水可(9/19)。ただし早朝凍って取れない場合もあるので注意。

 写真:白雲小屋(9/19)

今日は秋晴れ。高原温泉沼めぐり

 ちょうど緑沼で、ヒグマ監視のパトロール員に出会ったので「沼(紅葉)どう?」と問うと、彼は「う~ん・・・」と一瞬言葉を詰まらせるのでした。その微妙なニュアンスのわけをさらに尋ねると、「暖かいんだよね。だからまだ色付きがね・・。」そうかやはり。9月というのに冷え込みらしい冷え込みもなく、山にはガスのかかる日が続きました。その影響は沼コースにも。
 現在緑沼、滝見沼、エゾ沼、式部沼が2~3割。大学沼は奥の斜面が色付いていますが沼の手前はまだ緑。高原沼は春先の雪解けが遅いこともあって、例年色付きは他の沼より遅めですが、高原沼から望む緑岳の紅葉はそろそろピークです。
 当初の予想では、今度の連休頃には見頃になるかなと思っていたのですが、今後の天候次第では若干ずれ込む可能性も無きにしも非ず・・とのこと。
 百聞は一見に如かず。経過は追ってまたご報告イタシマス。

 *沼めぐりコースには時間、コース等についての規制があります。入山受付は7時~13時迄。下山時間は15時迄。この時間外は入山出来ません。紅葉期の9月15日~17日、22日~30日は一周出来る体制を整えていますが、当日周辺にヒグマの活動が確認された場合や、悪天候により安全が確認できないときはコース規制が行われます。入山前にヒグマ情報センターでレクチャーを受けてから入山してください。

 写真:緑沼(9/18)

きいろきいろ

 連休3日めにして晴れとはいかないまでも雨からは開放。待ちかねたように、黒岳には大勢の登山者が訪れ紅葉を満喫されていたようですが、雨の後の登山道はぬかるんで滑りやすく少々悪戦苦闘も。
 黒岳の紅葉前線は7合目まで下りて来ました。なんと言っても9合目から見下ろす風景がオススメです。マネキ岩の上は少し葉が散ってきましたが、7合目まで一気に伸びるナナカマドの谷筋はオレンジ色。ダケカンバもすこしずつ黄葉してきています。今日はさらに黄色が増したウコンウツギ。登山者を乗せたリフトが彼方に小さく。

 写真:黒岳9合目マネキ岩(9/17)

連休初日は

 層雲峡は朝からしとしと雨が降り続いています。もちろん山も冷たい雨。黒岳山頂の気温は午前9時で6℃でした。ポン黒岳から望む北海岳、北鎮岳方面の紅葉はほぼピーク。この3連休辺りで折り返しとなりそうです。山頂部は、これからは風雨ごとにハラハラと散る葉も。
 9合目マネキ岩周辺が見頃です。雨の中、見下ろす谷間がウコンウツギの柔らかな黄色で染まっていました。ナナカマドの紅葉は現在黒岳8合目周辺まで下りてきています。

 写真:ポン黒岳よりお鉢平方面を望む
     (9/15)