ヤナギ

 いくら青空が力強く輝いても、冬の短い陽に凍った空気をとかしきるほどの威力はありません。桜の開花予想が発表されても春など先の先、まだまだ無縁だろうと背中を丸めていましたが、沢のほとりに銀色に膨らむヤナギの花穂を見つけました。
 春早くから開花を始めるヤナギはわずかな温度差にも敏感です。時期がきて、もういいかなと思えば大事に花芽をくるんでいた赤い芽鱗はするりとほどけ、柔らかな銀色の「猫」が現れます。

クモの巣

 


 
 寒さが続きます。
 軒下のクモの巣もパリパリと凍っていました。

アニマルトラッキング

 子供の頃、期待に胸を膨らませウサギの足跡を辿ってみたことがあります。家の畑から出発。長丁場に備えてお弁当も持ちました。結局一度も成功したことはなく、途中で遠出に不安になるか、疲れるかして戻ってくるのが常でしたが、雪の上の足跡はウサギの存在を現実のものとして見せてくれます。今でも生々しい足跡にはついつい釣られてしまいます。
 さて、来る2月3日(日)、センターでは観察講座「アニマルトラッキング」を行います。足跡や食事痕を探しながら動物の行動を探ります。今回は猟友会の方を講師に招き、動物たちの面白い習性などについても伺いたいと思います。ご参加お待ちしております。

 *募集受付 1月30日(水)から前日迄。先着順
 詳細についてはセンターまでお気軽にお問合せ下さい。

 写真:キツネの足跡

川霧

 シバレました。今朝の最低気温は上川-24℃、層雲峡-17℃。意外にも層雲峡のほうが7℃も高い。地形的に狭い谷間にある層雲峡は、上川や旭川ほど強い放射冷却が起こらなかったようです。朝、石狩川からは湯気のような白い川霧がもわんもわんと上がっていました。ぶくぶくに着込んでいても冷気が背筋に伝わってきます。そこからもう少し上流に行ってみると、アレ?霧が上がっていない。覗き込むとそれもそのはず、川の表面がすっかり雪と氷で蓋をされていました。

 写真:川霧(天幕1/26)

影美

 木立の長い影が滑らかに伸びている。夏の間は、そこらじゅうで緑がワサワサと茂っていて、影自体のかたちについて意識することもなかったけれど、いまは雪の斜面をキャンバスにしてそのかたちが際立って見えてくる。日が射すと、藍色の縞は斜面の起伏をなぞるように一斉に流れ、それこそ染物のような濃淡が生まれる。そして日が翳ればスッと消えてしまう。なんとあっさりしたものか。冬は影がいきいきとしている。