緑岳は

2007年9月13日 (その2)

 気温が高めとはいえさすがに9月。雨がいつ霙になっても、そして雪になってもおかしくはありません。今日稜線は風が強く、白雲岳分岐辺りからは冷たい雨混じりになりました。たとえ晴れていてもしっかりとした防寒装備が必要です。
 
 やっぱり緑岳もガレ場中腹までどんより雲。白い景色の先に見当を付けてしばらく待っていると、スッと雲が流れ、一瞬にして裾野に伸びる薄紅が眼下に。

 写真:緑岳ガレ場より見下ろす(9/13)
   ガレ場谷筋ナナカマドは5~6割くらい。
   花畑は3割程度の色付きです。

銀泉台は着々と

 小雨煙る空を恨めし気に見上げ、どうか見えますようにと念じながらロープウェイに乗り込む。念が通じたわけではないけれど、幸い黒岳山頂に着く頃にはガスもとれて一安心。今日は黒岳から銀泉台への縦走です。
 順番が逆になりますが、まずは銀泉台第一花園の様子から。8日に比べオレンジ色から朱色へと色付きが濃くなり、紅葉は順調に経過中。今度の3連休の頃はもっと色付きが進み、銀泉台は紅葉日和になりそうです。

 写真:銀泉台第一花園(9/11)
   只今6割強ぐらいの色付きです。

続いて第3雪渓

2007年9月11日 (その2)

 
 第3雪渓はあと2日もすればピークになりそう。それぐらい色付いていました。色も鮮やかで綺麗。いつもは少々難儀なあの急登が、今日はまるで赤い翼を広げているみたい。

 写真:第3雪渓(9/11)

黒岳山頂からも

2007年9月11日 (その3)

 そして黒岳山頂から見たお鉢平方面の稜線も見頃になりました。山頂部はあと2,3日でピークになりそうです。ただ北海沢周辺はまだ緑色のナナカマドが多く時間差紅葉となる模様。
 いつものポン黒岳。けれど今日はナキウサギの声がちっとも聞こえてこない。ナルホドその原因は上空に。好物のハイマツの実をどこに埋めようかとひっきりなしにホシガラスが飛び回っているではありませんか。

 写真:黒岳山頂より北海岳を望む(9/11)
    「・・ナナカマドが!」

武華山観察会

 今日は武華山観察会を行いました。台風明けとあって実施できるかどうか空模様には最後までハラハラしましたが、武華山の上空には青空が広がり夏のような蒸し暑さの中の観察会となりました。表大雪には雲がかかっていましたが、石狩山地、ニペソツ、ウペペサンケ、クマネシリ・・と、層々たる山々の展望に恵まれた一日。標高約1759mの武華山も斜面を流れるようにナナカマドが色付き、今回のお題どおり「静かな山の紅葉をゆっくり観察する」ことが出来ました。

 写真:ライオン岩(9/9)
   物議をかもす「ねえライオンの顔はどっち?」