泡雪

 朝はついストーブのスイッチに手が伸びます。
 今日は予報的中、チラチラと雪が降る肌寒い一日でした。雹の次は雪ですから、最近は空も忙しい。それでも所詮は春の泡雪。山はさすがに白くなりましたが(昨日は黒岳7合目、吹雪でした)、層雲峡では積もることはありませんでした。


写真:「エゾムラサキツツジにぶらさがる10秒間」
   (鼻息厳禁!)

ヒョウ




 
   今日は、
   ハラハラ落ちる桜の代わりに、
   バチバチと雹が落ちてきました。
 
   
   
    写真:雹(直径1.4センチ)

サクラサク

 今朝、センターのエゾヤマザクラが咲きました。
 陽気に誘われ、昨年より3週間も早い開花です。
 昼過ぎから灰色の雲が重そうに畝り始めています。山裾をおぼろに染める柳の若葉も、そろそろ雨を期待しているみたい。

 写真:エゾヤマザクラ(層雲峡 5/5)

白雲岳へ その2

 ・・・やっぱりです。予想はしていましたが、白雲岳も白雲小屋の周りも、昨年と比べて1ヶ月以上早い雪解けです。黒々と地面を見せる白雲岳旧火口底。その中央にはすでに「幻の湖」が湛えられていたのでございます・・。
 
 【幻の湖】雪解けの頃にだけ一時的に現れるため、「幻の湖」と呼ばれています。周囲からの雪解け水が湖水の供給源で、その下には凍結した土壌があるため、地下に雪解け水が浸透せずに湖となります。しかし雪解けがもっと進行すると、凍結していた層が解け始め、雪解け水も吸い込まれて湖はやがて消滅してしまいます。

 写真:白雲岳旧火口底「幻の湖」(5/2)

白雲岳へ その3~比べてみると・・


 

 比較してみてください。
 こちらは、昨年5月6日の白雲岳旧火口底の様子です。
 旧火口底は雪に覆われ、まだ湖はありません。この年、湖が現れたのは5月下旬でした。

 


 (写真:2007年5月6日)