初吹雪初除雪

 あ~雪が降ってきたなぁ・・とまた机に向かい、しばらくしてひょっと顔を上げると、窓の外はゴーゴーと真っ白に吹雪いているので思わず怯んでしまいました。あっという間の冬景色。3~4cmの積雪です。ビジター除雪部隊も初出動。

 *現在、温泉街の路面は凍結しています。
  冬タイヤでお越し下さい。
 
 写真:トドマツ(紅葉谷 11/2)

雪待ち月

 朝から冷たい雨が降り続いています。ふたたび週末に雪の予報が出た折、さすがにもう少し、もう少しと粘っていた冬タイヤ交換も昨日のうちに済ませ、庭木の冬囲いも何とか済ませて(自己流)、雪待ちの準備に抜かりナシ。
 センターのエゾヤマザクラも冬越しの準備は万全で、残すところ葉っぱ3枚のみ。一方、カラマツ林の黄葉は今が盛ん。北海道のカラマツは自生ではなく造林されたもので、カラマツの黄葉が始まる頃は、里山にその黄色の境目がくっきり浮き上がって見えるようになります。

 写真:カラマツ/唐松、落葉松(10/31)

空き「巣」

 7合目登山口近くで、竹ぼうきのようになったウコンウツギの枝股に鳥の巣を見つけました。何遍となく通った場所なのに、葉が茂っている間は、こんな所に巣があるなんてちっとも気付きませんでした。巣は頑丈に絡み付いていて、揺さぶっても落ちない安心設計。
 ウーン、いったいこれは誰の巣?

 写真:ナゾの巣(黒岳7合目 10/29)

ギンザンマシコ来襲

 あのハイマツの実も、硬い松ぼっくりごと齧ってしまう頑丈な嘴で、ウラジロナナカマドの実をガブガブガブっと呑み込んでいくギンザンマシコ。食べこぼした赤い実が雪の上に散乱しています。
 冬になっても食糧となる実があるうちは山を離れませんが、実が乏しくなってくると平地へ下りて餌を探します。今年、黒岳はウラジロナナカマドが沢山実りました。さすがの彼らも食べ尽くすまでにはまだしばらく時間がかかりそうですよ。

 写真:ギンザンマシコ・オス(黒岳 10/26) 

黒岳のエビのしっぽ

 風は穏やか。雲ひとつない空は快晴。白銀の黒岳へいざ行かん。
 7合目では30~50cmだった積雪も、9合目まで来ると膝上まで達し70cmくらい。それ相当の覚悟と装備がないともう山には登れません。今日の黒岳は野鳥天国。アカゲラ、ウソ、ホシガラス、ギンザンマシコの面々がパタパタ飛び回っては、代わる代わる冷やかしていく(ように見えた)ので、こういう時は、翼を持つ者の特権が心底羨ましい。無雪期のたっぷり2倍の時間をかけて登った黒岳山頂は、見渡す限りエビの尻尾の世界。

 写真:樹氷「エビの尻尾」(黒岳山頂10/24)