大雪

 大雪です。
 除雪するそばから降り積もり、今日はこれで4度目の雪はねです。
 現在、センター前の積雪は30cm強。冬将軍の勢いはしばらく衰えそうもありません。いったいどれだけ積もるのか?明日はセンター休館日。嗚呼、あさっての朝がコワイ・・・。

 写真:センター除雪部隊のみなさん(11/18)

母グマの気持ち

 雪はすべてを隠してしまうばかりではありません。時に雪はそれまで見えなかった世界を、ドキッとするほど生々しく映し出してもくれます。
 薄雪を被った林の中に、ふたつのヒグマの足跡が残っていました。ひとつは大きな足跡。もうひとつは私の掌ほどしかない小さな足跡。母グマと仔グマの足跡です。仔グマは足跡の大きさからして今年生まれた仔のようでした。(*手足跡横幅が9cm以下は1歳未満の新生児と判別されています)
 ヒグマは11月中旬頃から12月中旬頃までの間にほとんどが冬ごもりに入るといいます。仔を連れた母グマの心境としては、早く居心地のいい穴に入って安心したいのではないだろうかと、ふたつ重なるように山へ続く親子の足跡を見送りながら思いました。

 写真:左の1つ/母グマの足跡
    右の3つ/仔グマの足跡
  (母グマ足跡隣/ワタシの長靴跡・11/16)

真冬日

 雪は止む気配を見せず、どうやらこれから長~いお付き合いとなりそうです。今日は日中も気温がマイナス1℃までしか上がらず、層雲峡は真冬日となりました。

 写真:エゾリス(層雲峡・11/15) 
    冬毛に変身。耳のふさ毛も立派になりました。
    背中のコートは自前のしっぽ。

樹氷

 今週は週間天気にも雪ダルマが連続で登場し、そろそろ巷に流れる根雪予報。雪への思いは様々なれど、積雪不足で現在オープンを延期している黒岳スキー場にとっては嬉しい雪となりそう。
 今日の黒岳の積雪は5合目で35cm、7~9合目で100~130cm。斜面の雪が意外と締まっていたので、試しにスノーシュウを脱いでつぼ足に。1歩2歩3歩・・・ハイ終了。さすがにそれは浅はかで、ふたたびスノーシュウを装着。
 快晴なのに道すがら鳥たちの姿がさっぱり見えないのは、もうお目当てのナナカマドの実も食べ尽くしてしまったからか。見上げれば、いよいよ冬芽だけになった木々が白や透明の氷を美しく纏ってカラカラと音を立てていた。

 写真:ダケカンバについた樹氷(9合目・11/13)

今日のポン黒岳

(その2)

 
   
   何たる不覚!
   サングラスを忘れてしっかり雪目です。

   

   写真:ポン黒岳より遠望(11/13)
         右/凌雲岳、左/北鎮岳