川霧

 シバレました。今朝の最低気温は上川-24℃、層雲峡-17℃。意外にも層雲峡のほうが7℃も高い。地形的に狭い谷間にある層雲峡は、上川や旭川ほど強い放射冷却が起こらなかったようです。朝、石狩川からは湯気のような白い川霧がもわんもわんと上がっていました。ぶくぶくに着込んでいても冷気が背筋に伝わってきます。そこからもう少し上流に行ってみると、アレ?霧が上がっていない。覗き込むとそれもそのはず、川の表面がすっかり雪と氷で蓋をされていました。

 写真:川霧(天幕1/26)

影美

 木立の長い影が滑らかに伸びている。夏の間は、そこらじゅうで緑がワサワサと茂っていて、影自体のかたちについて意識することもなかったけれど、いまは雪の斜面をキャンバスにしてそのかたちが際立って見えてくる。日が射すと、藍色の縞は斜面の起伏をなぞるように一斉に流れ、それこそ染物のような濃淡が生まれる。そして日が翳ればスッと消えてしまう。なんとあっさりしたものか。冬は影がいきいきとしている。

グラスリッツェン

 今日は層雲峡の子ども会新春パーティーが開催されました。じつは当初の計画では、クリスマスパーティーとなるはずだったのですが、ちょうどその頃インフルエンザが流行したため、パーティーは中止。改めて今日の開催となった次第であります。層雲峡小学校では来週から新学期がスタートします。夏休みが短く、冬休みが長いというのはさすが寒冷地。
 午前中はセンターにてグラスリッツェン(ガラス彫刻)に挑戦して頂きました。今日のお題は雪の結晶です。電動の研磨機を使ってガラスに模様を刻んでいくのですが、おっかなびっくりは最初だけ。すぐに要領を掴み、打ち込む姿はもう真剣そのもの。
 みんなイイ仕事してますね~。

 写真:逸品ぞろい!(1/18)

マルマルカケス




  今日も「鳥肌の立つ」寒さです。





  写真:羽毛を膨らませて防寒するミヤマカケス
              (紅葉谷1/16)

冬の観察会

 カキ氷を食べたときのキーンという頭の痛み。アレが外にしばらく出ただけで襲ってきます。ここ数日、石狩川と大雪山からの冷たい風が峡谷の間を容赦なく吹き荒れ、層雲峡は凍てつく日々が続いております。
 さて寒さ厳しい折ですが、恒例の冬の観察会、スノーシュートレッキングが昨日から始まりました。興味を持ってくださる方が多く、昨日今日とも定員を上回るお申し込みを頂きました。嬉しい限りです。
 今日はモモンガの食痕や野鳥を観察したり、8頭のエジシカ一座との記念撮影に尻滑りなどなど、時には新雪に四苦八苦しながらも2時間ほどのコースを楽しく歩くことが出来ました。
 
 次回のスノーシュートレッキングは1月19日(土)、20日(日)です。(2月は9、10、16、17日)この他にも冬の観察会を予定しておりますので、詳しくはお問合せください。ホームページでもご覧いただけます。
 ご参加お待ちしております。

 写真:紅葉滝に到着!
    寒さで滝も凍っていました。(1/13)