でこちゃん


今朝のことです。「でこちゃんがいたよ。」と園地から戻った職員が言いました。ジュリジュリと声がするので、見上げるとちょうどシマエナガたちが集まって食事をしているところでした。真っ白い帽子をかぶったような丸いおでこがとってもキュート。だからいつも「でこちゃん」と呼んでいます。

写真:シマエナガ 12/18

銀河凍る

           積雪 層雲峡 54cm
            黒岳7合目 230cm

よっこらせと階段に積もった雪を漕ぎ漕ぎ双瀑台に登る。
11月後半頃になると、うっすらと雪を乗せ白く凍った銀河の滝を見ることができる。今の時期はまだ氷の厚みが薄く、氷の穴から吹き出す流れも見えるが、厳冬の1、2月ともなれば、氷はいよいよ厚みを増し、青白い鎧にその流れは覆い隠されてしまう。一方、不動岩を挟んで右隣にある流星の滝は、厳冬期になっても銀河の滝のように全面結氷することはなく、どうどうと流れ落ちている。それは銀河に比べその水量が豊富であるがゆえ。
前日の雪のせいかノネズミのトレースさえない双瀑台。ひゅうひゅうと冷たく風は耳を鳴らすのに、辺りの音は吸い込まれてしまったかのように静かなのだった。

写真:銀河の滝(左)、流星の滝(左)12/14

大雨、大雪、地吹雪

層雲峡はこの3日間、季節外れの大雨や大雪といった悪天候が続き、今も地吹雪で視界が悪い状態となっています。この悪天は数日間は続く予報となっていましたので、山スキーなどで黒岳などに登る際は、新雪の下が固いクラスト状態となっていますので、十分注意をしてください。
*ロープウエイ、リフト利用の際は運行時間を確認して下さい。

写真:水分の多い雪が付着したダケカンバ(黒岳7合目)

山の積雪

 11月の山は不安定な天候が多く半日以上、山が見えている日が極端に少なかったのですが、昨日は1日中天気も良く1ヶ月ぶりの黒岳登山となりました。コースは積雪の少ない北側尾根から登り、8合目周辺の深雪以外は、さほどの問題もなく黒岳山頂へ。山頂からポン黒までは、ほとんど雪がありませんでしたが石室周辺は昨年の同時期と比較しても70cmは多い積雪となっていました。(黒岳7合目周辺は昨年同時期より40cmほど多い)
 しかし、今日は昨日の快晴から一転して朝からみぞれが降り、ロープウエイも運休するぐらいの強風です。明日には一時的に回復するそうですが風はまだ強く残るかもしれません。特に冬期間にロープウエイを利用する方は運行状況を確認してからの方がよいと思われます。

【積雪状況】5合目/110cm
      7合目/170cm

 写真:黒岳石室 11/26

湿雪(しつせつ)

昨日から降っていた湿り雪は、今朝になるとサラサラ雪に変わり、朝の除雪もずいぶんと楽になりました。ここ数日は亜高山帯でも雨が混じるような天気で、黒岳7合目周辺でも雪が解け積雪が100cm程になっていましたが、この2日間で20cm程が積もり、今朝の積雪は120cmとなっていました。しかし一度、解けた雪面は硬く、ササが露出していたりとスノーシューを履いていても、かなり歩きづらい箇所が多く、特に樹林帯歩きには、もう少し雪が降ってからの方がよさそうです。(*黒岳スキー場はコース整備されているのでよい状態です)写真:雪かぶり(黒岳8合目ダケカンバ帯)