三笠新道

例年ヒグマの個体を確認した段階で通行止めになる三笠新道ですが、7月3日現在通行可能となっています。ただし、登山道上部の急斜面にはいまだにかなりの残雪があり、雪の状態によっては滑落の可能性があります。雪上歩行技術に習熟した登山者以外は、とくに下降路としての利用はおすすめできません。また、ヒグマを確認した段階で即、通行止めとなりますので、ヒグマ情報センターまたは白雲岳避難小屋で情報を入手してから利用してください。  

写真:ホソバウルップソウ(三笠新道分岐) 7/3

びっくりしました

北鎮岳分岐へ向かう途中、あまりの暑さに日陰を見つけるたびに休憩・・・。ふと、イワウメの咲いている真下の登山道付近に目をやると、何と私が大嫌いな「ヘビ」でも入りそうなくらいの穴を見つけました。まさかそんなことはあるまいと、じっと見ていると・・・。穴から「シマリス」が顔を出しました。いきなりでしたので、こちらもびっくりしましたが、シマリスも表情があるのか?びっくりとした様子でした。穴は「シマリスの巣穴」でした。ほっとしたところで、さあ出発!!!  

写真:シマリス 雲の平 7/1

黒岳石室

黒岳石室の様子です。山情報でお伝えした通り、石室周辺は消雪しています。雪が硬く水が取れないとアップしていましたが、現在は取れています。(煮沸が必要です)また、トイレも全て使用可能となっています。石室を利用しての山行も中々良いものですよ。(オススメのコースです)当日は、手の届くほどの「星空」観賞。翌日は、目の覚めるようなご来光。そして、旭岳へ向かうも良し、お鉢一周も良し、色々と山行計画を立てやすい立地条件の石室です。尚、今年から、石室で限定販売の「バッチ」がありました。これは希少価値が高いです!  

写真:黒岳石室 7/1

黒岳のナキウサギ

黒岳山頂からポン黒岳に至るまで、写真の「ナキウサギ」が生息していますが、今日はその数の多さに驚きました。いつもは「鳴き声」だけ・・・。「たまに姿を見る」・・・。でしたが、至る所で「鳴き声」「姿」が・・・。たまたまなのでしょうか?一気に暑くなったので、一気に活動を始めたのでしょうか?今日は、「ノゴマ」「ギンザンマシコ」「カッコウ」そして「シマリス」や「ウスバキチョウ」・・・。みんな夏を待っていたのでしょう・・・!  

写真:ナキウサギ 黒岳 7/1

北鎮岳分岐下雪渓

予想通り「たっぷり」の雪渓です。大まかな距離で200mほどあります。本日は気温が高かった影響もあり、つぼ足とストックで登ることができました。但し、ここはいつも難所の雪渓・・・。気温に左右されますが、雪面が凍りつきアイゼンやピッケルが必要な場所です。気象状況を確認の上登頂下さい。尚、黒岳石室からここに至るまでは、お鉢平展望台前に1ヶ所の雪渓(大まかに50m)があるのみです。ここの雪渓は斜面こそ傾斜はあるものの(ゆるやかです)比較的容易に登ることが出来ます。また、雲の平には一ヶ所のみ登山道が水に浸かっています。靴が濡れてしまいますが、登山道を踏み外して植物帯を歩かないよう注意が必要です。本日は、とにかく「暑い」日でした。黒岳も登り始めから残雪がありますが、解けはじめのところから「川」のようになっている場所もあります。滑りやすくなっていますので、十分注意されて下さい。  

写真:北鎮岳分岐下雪渓(手前にはミヤマキンバイの群落があります) 7/1