黒岳の雪の状況

昨年と比較して、全体的には雪解けが進んでいますが、黒岳の斜面はほぼ全面雪が残っています。写真左が七合目の標柱で、約20cm出ている状況、真ん中は八合目の標柱、約50cm、右が九合目の標柱でベンチも含めて全て顔を出しています。但し、九合目の標柱の部分はほんの一部のみの雪解けです。この九合目付近と頂上直下の一部のみが露出しているだけで、あとは全て雪の中です。特に、九合目から上部はまだ厚い雪が残っており、滑落の危険が高いです。早朝はこの辺りは凍っていました。ストックは必需品であることと、スニーカー程度の靴では登頂はかなりの危険を伴います。また、濃霧時は迷いやすくなることも考慮され、装備を万全に安全な山行をお願いします。

写真:七・八・九合目 6/2

黒岳山頂から

黒岳山頂からの様子です。上が本日のもので、下が昨年6/7の写真です。大雪山連峰全体が雪解けが進んでいるという状況です。

写真:黒岳山頂から 6/2

ポン黒から

ポン黒から、北鎮岳・凌雲岳、黒岳石室の様子です。雪解けは進んではいるものの、北鎮岳分岐下は全面雪となっています。雲の平もまだまだ雪が多い状態です。但し、写真ではわかりづらいですが、黒岳石室は昨年と比較すると、随分と雪解けが進んでいます。昨年は屋根が出ているのみでしたが、本日現在では建物の約半分が出ている状態でした。

写真:ポン黒から 6/2

層雲峡紅葉谷

層雲峡の散策スポット「紅葉谷」に新緑の季節が訪れました。層雲峡峡谷全体も新緑となり、とても爽やかな風景です。紅葉谷の森の中では、満開の「オオカメノキ」や蕾を沢山つけている「ムラサキヤシオ」と様々です。これからは、「エゾノレイジンソウ」や「ミヤマハンショウヅル」など、新しい衣をまとった植物たちが次々と開花していきます。散策路には真新しい案内看板が増設され、さらに散策のお手伝いをしてくれています。この時期ならではの新緑の風景、散策する人々の心を癒してくれることと思われます。

写真:増設案内看板と新緑の紅葉谷散策路 6/1

色々と咲き出しています2

先日の「エンレイソウ・ツツジ・イチゲ」に続いて、「ミズバショウ」「カタクリ」「コブシ」も咲き出しました。ですが・・・サクラはまだ先になりそうです。今の見所は「エゾエンゴサク」や「ミズバショウ」といったところでしょうか。写真のカタクリもようやく咲き始めで、まだ下を向いたままでした。

写真:ミズバショウ、カタクリ、コブシ 上川町 5/1