ウコンウツギが見頃です

黒岳八合目から頂上直下にかけて「ウコンウツギ」が見頃を迎えています。まだまだ蕾もたくさんありますので、さらによくなっていくでしょう。全般的に花数も増えてきており、そろそろ花の黒岳となりそうです。

写真:黒岳九合目付近 7/3

黒岳の残雪状況

ようやく(・・・といっても昨年と比較すると二週間程度融雪がはやいですが)、雪のない黒岳登山道となりそうです。写真ではまだまだたくさんの残雪があるように見えますが、七合目周辺に2m、八合目周辺に5mと残りわずかな雪渓です。間もなく消雪すると思われますが、歩き疲れての「下り」は、たとえ距離が短い雪でも慎重に下山して下さい。

写真:黒岳八合目周辺 7/3

北鎮岳分岐下雪渓

分岐下雪渓の状況です。雪解けが早い大雪山ですが、やはりここは別・・・。たっぷりと200m弱の雪渓です。気温が高く推移しているため、雪面は凍ってなく踏み跡も深く付いていますので本日は問題なく登れました。が・・・下りは慎重に降りたほうがよさそうです。また、気温の変化とともに雪面の状況も変わります。装備を万全にお願いします。ストックは必需ですが、軽アイゼン程度があると尚安心です。

写真:北鎮岳分岐下 7/3

赤石川の状況

赤石川の状況です。写真の通りまだ雪渓の上を歩けますが・・・。雪渓もかなり薄くなってきており、近日中には落ちてしまうと思われます。「蛇カゴ」も見えはじめてきていますが、雪渓が落ちてしまうと、蛇カゴの上か若しくは水の中を歩かなければなりません。さらに、対岸同士はまだ高い雪の壁となっているため、これを登らなければならない状況となりそうです。毎年のことながら、シーズン初めはこのような状況と、そして気象条件に左右される赤石川。落ち着くまでは、もうしばらく時間がかかりますが、装備を万全に安全な山行をお願いします。* お知らせヒグマの影響で、本日から「三笠新道」通行止めとなりました。

写真:赤石川 6/29

赤岳コースの雪渓と開花状況

本日も早朝から快晴で、どこまで気温が上がるのか少し不安でしたが、山頂周辺からは雲がちょうどいい具合に太陽を覆ってくれたので、花の写真も何とか撮る事ができました。赤岳コースは雪解けが早いとはいえ、まだ多くの残雪が登山道沿いに残っており、本格的な花のシーズンとはいえませんが、コマクサ平のコマクサなどは少しずつではありますが咲き始めてきました。なかでも赤岳山頂から小泉岳間がもっとも良く、ホソバウルップソウ、チョウノスケソウ、タカネスミレ、ミヤマキンバイなどが登山道沿いから広がるように咲いており、見頃は来週まで続きそうです。【雪渓情報】(第1花園)ほぼ全面雪で踏み痕は残っておらず、雪面は意外と硬い。(第2花園)全面雪(第3雪渓)中間から下部にかけて約100mの雪渓が残る。(第4雪渓)中間部に約100mの雪渓が残る。

写真:赤岳山頂周辺に咲く高山植物群落 6/29