黒岳北東斜面は黄葉です

黒岳の北東斜面は、ウコンウツギなどが黄葉し斜面全体が黄色に染まりつつあります。ウラジロナナカマドの赤は、今年の天候の影響でやや弱い色付きで推移しましたが、ここにきて黄色が主役の色となってきています。七合目からは、オガラバナの赤も色付いてきており、気温が低い状態が続いたため黄葉もここにきて色付きを増してきているようです。

写真:黒岳九合目周辺 9/26

赤岳の紅葉

昨日の予想では山の上は雪が降り、紅葉と初雪で登山者も多いのではないかと思っていましたが、雪は降らず登山者もまばらに歩いている程度でした。しかし、最低気温は銀泉台周辺でも5度以下まで下がり始めてきたので、標高1500m以下の紅葉も今後は広範囲に広がりを見せてくると思われます。

写真:赤岳第1花園下部/道々銀泉台線通行期間掲示看板 9/26

今日のオススメ

今日のオススメは前回同様に「お鉢平」周辺です。お鉢周り全体的に色が付いてきました。お鉢周りの北海岳方面は、やや色付きが少なかったですが、昨日からの冷え込みでやや色が増してきました。今オススメの場所です・・・が、今年のお天気、この綺麗な状態がいつまで保たれるかも中々予想が難しいです・・・。

写真:お鉢平周辺 9/21

雲の平

雲の平の様子です。こちらは「綺麗な赤」「色付き始め」「枯れかけ」「落葉」とさまざまな光景です。全般的には「見頃期」に入った感がありますが、いかんせん今年のこの高温、どこまでの紅葉となるかは予想が難しいです。尚、チングルマなどの草紅葉も徐々に拡がりつつあるようです。

写真:雲の平 9/21

黒岳山頂とポン黒岳

本日黒岳石室でようやく一桁の気温となりました。が・・・前回情報日(18日)の猛暑の影響で、黒岳北東斜面同様に「茶」が出始めました。もう少し早くこの気温が出ていれば・・・と悔やまれますが、全般的には紅葉している域が拡がったようです。烏帽子岳にもう少し「赤」が欲しいところですが、凌雲岳の裾の色も増してきているようです。雪にならない内に、さらなる色付きに期待したいところですが、今年のこの天候での予想は本当に難しいです。

写真:黒岳山頂から(上)・ポン黒岳から(下) 9/21