久しぶりにエゾシカです

久しぶりに晴れた層雲峡です。しかし、風が強い・・・。悪天ばかりの層雲峡でしたが、こちらも久しぶりに森の中に入りました。歩くこと10分、ようやく森に目が慣れてきた頃、数頭のエゾシカに出会いました。いや、数頭ではありませんでした。よく見ると四方八方、エゾシカに囲まれていました。立ち止まると、甲高い「ピーッ」という無数の鳴き声。さすがに「怖くなり」引き返してしまいました。繁殖期が終わり、雌のシカばかりでしたが凄まじい威圧感でした。夏に威嚇行動をとられてから、少しエゾシカ恐怖症になったようです。

写真:エゾシカ雌 11/25

疥癬(かいせん)病

出勤途中に、明らかに病気と一目でわかる「キタキツネ」に出会いました。慌ててカメラを出しましたが、残念ながら間に合いませんでした・・・。(ので、画像は今年の4月と5月のものをアップしました)ダニ(ヒゼンダニ)が原因の寄生虫病「疥癬病」と思われます。皮膚の中を喰い進みながら全身に回り、凄まじい「かゆみ」と「皮膚がボロボロ」になり息絶えてしまう重い病気です。感染力が強いようで、一時「キタキツネ」がいなくなった・・・原因はこの疥癬と言われていました。病気にかかる原因は人間・・・。よく観光の方が車を止めてキツネに何やら与えている光景を目にしますが、多くはお菓子類のようですが、キツネにとってこの甘さは下剤となってしまいます。その結果、キツネの免疫が低下して体の中は虫だらけとなってしまうのです。写真のキツネは同一?と思われますが、明らかにこのキツネも症状が進行していました。そして、今日見たキツネもシッポの毛がなく、眼は開けていられないほどに廻りはボロボロでした。動物種が違うと感染しにくいようですが、いずれにしても、ただ「かわいい」という理由で「餌を与える行為」はキツネ(その家族も含めて)にとっては命取りになるのです。

写真:疥癬にかかったと思われるキタキツネ

黒岳スキー場もオープンです(19日より)

昨日からの降雪、本日もまだ降り続いています。今朝は、今冬初めてのセンター前除雪となりました。本日は雪の粒は小さいものの、センター前で約5cmの積雪となっています。気象庁でも初降雪の記録がアップされました。(17日・層雲峡降雪3cm)(因みに、昨年は11/14 1cmでした)そんな中、明日11月19日より黒岳スキー場がオープンすることとなりました。七合目の積雪は何と1m・・・。月末は雨の予報がでましたが、標高の高い場所は問題なさそうですが、平地での根雪はまだまだ時間がかかりそうです。

写真:センター周辺の木々にも雪が被りました 11/18

雪が降ってきました

本日は早朝から雨でしたが、昼を過ぎたあたりからポツポツと雪が降り出し、現在は粒の大きめな雪が「しんしん」と降っています。昨日は、今冬一番の冷え込み(早朝センター前温度計で-10℃)、本日は-3℃で風もなく、まったく音もたてずに「シーンと静まりかえった」雪の降り方です。久しぶりに「北海道らしさ」を感じています。あたり一面は真っ白となりましたが、来週も雪が降る日が多くなる予報。そろそろ、初滑りの声も聞こえてきそうです。

写真:周りの樹木にも雪が被りました。小さな「イタドリ」の先にも雪が・・・。3枚目は何が何だか?の写真ですが、粒の大きめの雪が降っています。 11/17

ニホンザリガニ

森の中を散策中に、小さな川がありましたが、その中に写真の「ニホンザリガニ」がいました。約5cm程ありましたので、成体と思われます。体長が4cmになるまでは約3年、繁殖を始めるまでには5年がかかると言われています。繁殖期は春、生まれた子は既に親と同じ形で、しばらくは親につかまって過ごしますが、やがて親から離れて単独生活を始めます。かつては北日本の山地の川に多く生息していましたが(小さい頃はよく目にしていました)、現在は北海道や東北の一部のみに分布している程度になってしまいました。いまや、環境省レッドリスト「絶滅危惧2類vu」に指定されています。(絶滅の危険が増大している種)但し、この日は小さな個体も確認できましたので、まずは一安心です。

写真:ニホンザリガニ 11/15