じゃ~んぷ

ひさ~しぶりに穏やかな層雲峡です。しかし・・・寒い!早朝センター前温度計で-18℃をさしていました。これだけ穏やかな日は滅多にないこと、早速情報収集に出かけました。昨日までの強い風の影響で雪面は硬くなっており、スノーシューで平坦な場所を歩くには最高の日です。すぐさま「エゾリス」を見つけました。が・・・、向こうもこちらを察知したようで、いきなり木から木へと飛び移り、ジャンプの連続です。あきらめたようで、今度は凄まじい勢いで木を駆け下りてきましたが、そこで目がばっちりと・・・。すぐさま地面に降りて、またまた凄まじい勢いで走っていきました。なにもする気はないのですが・・・。

写真:1エゾリスじゃ~んぷ 2目と目が・・・ 3雪面が硬くしっかりと足跡がつきました 12/8

まだ眠っていないようです

てっきりエゾシカの足跡と思い近寄ってみましたが、うっすらと雪が被ったところを手で掃いてみると、しっかりと「ヒグマ」の爪痕がありました。まだ「冬ごもり」をしていないようです・・・。そろそろ、その時期ではありますが。足跡から推測するとまだ若い熊のようで、斜面から降りてきて平らな場所に立った後に、再度斜面を駆け上がっていったようです。平らな場所は相当の積雪があり、渡ることをやめて?また同じ場所へ戻って行ったようです。既に11月からスノーシューで森の中に入っていますが、まだ笹などが完全に雪の中に入っていないことで、場所によっては大変に歩きづらい所もあり、ヒグマのことも踏まえて、もう少しスノーシューは時間を空けたほうが良いかもしれません・・・。

写真:ヒグマ足跡 12/6

吹雪です

今日も大荒れの層雲峡です。雪の量はさほど多くはありませんが、風が強い!路面も昨日の影響で「ツルツル路面」です。思わず国道を外れ、裏道へと入りました。幾分走りやすかったですが、暴風が吹き荒れているため、辺りの雪も舞い上がり写真のような視界不良状態です。くれぐれも慎重な運転で・・・。12月ともなると、そろそろ路面も安定してきますが(油断は禁物ですが)、先日のように雨が降って、本日のように早朝センター前温度計で-14℃ともなると、路面も大変滑りやすくなります。ちなみに、写真中央上部の赤と白の矢印は何かお分かりですか?本州の方によく聞かれるのですが、道路の路肩の位置を意味しています。本日のように視界が悪く、道路と道路外の境目がわからない場合は、この矢印を目印にして運転をします。この矢印からそれると道路から「落ちてしまう」か「雪山に突っ込み」ます。前方の視界がまったく効かない場合は、頼りになる印なのです。その名も「視線誘導標」です。

写真:視界不良の道路 12/6

湿雪の層雲峡

ここ数年、11月に雨が降ることがあり、積もった雪も解け積雪深も少ないものになっていましたが、今年は11月の後半の夜中に若干降った程度で、昨年までの様相とは違った雪の多い11月になりました。が、何と昨日雨が降りました・・・。12月に・・・。あまり記憶にない・・・。この影響で、降った雪が固まりつつありましたが、地面は水が交じった雪で「グチャグチャ」状態。おまけに、気温が少し緩んだことで、今朝は約10cmの湿雪が降りました。(これから気温が下がると、今度はツルツル路面です)屋根の雪(氷)も落ち、とんでもなく重い雪に、除雪も一苦労でした・・・。しかし、12月に雨とは・・・。

写真:層雲峡峡谷と温泉街 12/5

ヒレンジャク

ようやくやってきてくれました。2010年11月以降、一度も姿を見せていませんでした。森の中を散策中に見つけましたが「チリチリチリ」と久しぶりに聞く声。もしやと思い辺りを見回してみると、何とその数200羽ほどの群集でやってきていました。しかし・・・。まだ警戒心が強いこともあり、中々近くには寄ってきませんが、写真に収めセンターに戻ってみてみると、あれれ・・・?「キレンジャク」がいない・・・。「ヒレンジャク」ばかり・・・。尾の先端が「黄色」いものがキレンジャク。「赤色」がヒレンジャク。いつもは、ヒレンジャクを探すほうが大変なのに、一体どういうことなのでしょうか???渡ってくる数は年変動が大きいようで、これは、渡り前の餌の量と密接にかかわっているようです。しかし、待ち焦がれたレンジャク・・・。よく来てくれました。

写真:ヒレンジャク 層雲峡 12/2